酪農家の苦しい感覚をまとめてみた
混ぜ屋になって2年
畜産に対して興味を持つようになったが、
混ぜ屋になるまでは、酪農にぜんぜん興味がなかった。
せいぜい、ラテを飲むためやコーンフレークを食べるために、
牛乳を買っていたくらいで、
牛乳の生産についてなんて、これっぽっちも知らなかった。
今の酪農家の方々が苦労していらっしゃる、
そんな内容について個人的にまとめてみた。
産経新聞では、こんなタイトルで話が始まる。
ここでの問題は、生乳の供給量を変えることが出来ないのに、
需要は減り、生乳生産にかかるコストは上昇していることから、
11月から乳業メーカー各社が値上げに踏み切った。
ただでさえ需要が減ってきているのに、値上げしたことで、
より需要が減ることに対してどうするか?
ということだろ思う。
酪農の窮状は、毎日どこかの新聞やニュースなどで話題にあがる。
この記事では、1日に1~2トンの処分を行っているらしい。
飲料にも、加工もできなかった牛乳をある農場ではバイオガスプラントで
電気・熱を利用していることから、完全に無駄にしているわけではないが、
農場によっては、そのまま牧草地に撒いたり、捨てたりしているのだろう。
需要が減った牛乳を使ってもらうために、
様々な取り組みを行ってることがニュースになったりする。
この記事で話題に出ていた、乳業メーカーでは、
多様なメニューを紹介している。
それだけではなく、
地域交流牧場全国連絡会(交牧連)としては、
「交牧連の会員が消費者に対して、SNSを通じて
『おすすめの冬の牛乳の飲み方・食べ方』を発信する取り組みを行う
ことで、消費者の牛乳利用促進を図るため」
であるらしい。
そんな窮状を訴えている酪農家だが、
離農が加速しているとの調査があるらしい。
この記事では、後継者不足の高齢農家だけではなく、若手・中堅農家の離農も増えているらしい。
離農する理由は、後継者不足もあるだろうが、
飼料価格の高騰・初生やスモールといわれる仔牛の市場価格急落といったことが要因になるだろう。
おそらく中堅といわれる酪農家が離農された記事もある。
牛乳の生産の為には、仔牛が生まれなければならないのだが、
その仔牛の価格下落によって、困窮する農家へ補助金を出す町もある。
最近のこのようなじょうきょうから、
来年2023年度の畜産・酪農対策が12月中旬に決まるらしい。
先にあげたもろもろの問題に対し、どのようなどのように対応していくのかに注目している方もいらっしゃるのだろう。
以前、イスラエル酪農に関するセミナーを視聴した時に、
その先進性に非常に驚いた。
https://www.snowseed.co.jp/wp/wp-content/uploads/grass/grass_199408_03.pdf
補助金などの、対処療法的な対応ではなく、
先を見た対応として、酪農家が自走できるシステム構築が必要だと、
私は思う。
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