『オリエント急行の殺人』感想
永遠の名作、オリエント急行の殺人。
アガサ・クリスティーの作品ですね。
日本版のスペシャルドラマか何かでなんとなく知っていたのと、有名作品であるが故に犯人が予想出来てしまったのが悔やまれますが、それでも本当に本当に面白かったです。
⚠️以下感想を書きますので、もしまだ読んでいない方、いずれ読もうと思っている方は絶対に何の情報なしで読まれた方が楽しいのでブラウザバックお願いいたします。
〇感想
まさか、まさかの結末。
読んでいても中々わかりませんよね。
このお話何が面白いって、国籍も性別も年齢も何もかもが違う色々な人達と繰り広げられる対話のやり取りですよね。様々な目的でオリエント急行に乗客として居合わせた人たち、その時間に何をしていたのか、誰のアリバイが崩せるのか、読み進めていくうちにどんどん物語の核心に迫っていくようでハラハラドキドキが止まりませんでした。
まったく無関係だと思っていた登場人物がまさかひとつの出来事に繋がった関係者たちだったというのがまた鳥肌が経ちますよね。全てが仕組まれたものだった。
天候のせいでもありますけど、なんとも、この場に居合わせてしまったのがポアロだったというのがまた、、、、
読み終わったあとにまた2週目をするつもりですが、また違った見方が出来そうですね。
一発で真相を見抜くのは難しいとは思いますが、
なんとなく違和感はそこかしこに散らばっていましたよね。
明らかに不自然な態度を見せた人とか、会話、
あとは殺人事件が起きたというのにみんなのアリバイが綺麗にハマっていて、不自然な行動や腑に落ちない所がないというか、まるで最初からみんなで口裏を合わせたかのような、なんでしょう
……綺麗に収まっている?それぞれがお互いのアリバイを保証できている部分にむしろ違和感を覚えるというか……
そこに初見で気づく事ができれば、犯人が予想できたんでしょうか?自分には少し厳しいですが……
登場人物が多いからこそ最初は難解でしたが、幅広いやり取りが繰り広げられて、列車というとても狭い空間なのにもかかわらずとても壮大な物語で、本当に読んでいて楽しかったです。
自分も旅をしているいち客人としてこの場に居合わせたらどうなっていたのかな……とちょっと考えてみたり…笑
ミステリが好きな人、興味がある人は是非。