『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』映画感想


岸辺露伴ルーヴルへ行く。

私の大好きなキャラクター、岸辺露伴先生がルーヴルへ行くお話ですね。やっとドラマ版も見終わったので映画もさっそく見てみました。

すっっごくよかったです!!!
こんなにも満足感が得られる映画は久しぶりに見た。露伴先生……(クソデカ感情)

過去に聞いた黒い絵を思い出し、ルーヴルに向かう露伴先生。
序盤でオークション狙ってた人達は後に出てくる作品の裏に本物を隠して売りさばいてる辰巳さん達とグルで、露伴先生に買われちゃったから取り返そうとしてたのか、なるほどなるほど。
だから裏に絵がない?!って言ってたのか。

その謎も途中で回収されてスッキリしたし
そもそもの原因の山村仁左衛門の黒い絵にまつわる話が代々続いているものでその血の運命というのか、とてもジョジョらしくていいなと思った。まさか奈々瀬さんが旧姓岸辺だったとは。ビックリです。

幼い頃の露伴先生は長尾くんが演じてたけど、いい意味でまだ若々しい完成されていない岸辺露伴って感じで本当に漫画の世界から出てきたみたいでびっくりしました。
唇とか輪郭など全体的に丸みがあってピッタリだった。
奈々瀬さん役の木村文乃さん、とっても美しかったです。
そりゃつい見惚れちゃうわな、先生。
髪の毛もよく見るサラサラとかじゃなくて着物が良く似合う日本人形のような髪の毛で印象的だったんだけど、昔の人(幽霊?)だったからか。納得。

凄いなぁ、これもう1回見たらまた違う見方が出来そう。夏に会ったって言ってたし、お盆とかは先祖の人達が会いに来るってあるし、露伴先生にも会いに来たのかな。原稿ズタズタにしてるところ見てひぃぃってなった、全絵描きが思うだろう。(笑)

でもあれはかつて自分の旦那が自分の髪の毛の黒に囚われて周りが見えなくなる程熱中してそこから歯車が狂っちゃったからそこに先生を重ねてあんなことしちゃったのかな。
でもラストで綺麗な原稿が先生の家に落ちてて成仏する前に綺麗にしてくれたんだね、涙出そうでした、いや嘘です、泣きましたよ、ええ。笑

何より奈々瀬さんを思い出してる時の高橋一生さんの露伴先生がどこか寂しそうで原作ではなかなか見れない参っちゃってる先生が見れてオタク歓喜、
……と、冗談はさておき、先生のより人間らしい部分がフォーカスされていたというか、いつもの超人めいてる先生も大好きだけど、そんな先生だからこそ今回映画で見た弱い部分?引きずっている訳では無いけどこれこそ後悔と言っていいのか分からないけど、心に残ってる部分を覗くことが出来て、先生も私と同じ人間なんだなぁって思いました。
いつも見られない表情がみれてもっともっと先生が好きになった。
大人になって本にして読むことで昔起きた歴史を知ったと思うんだけどその時の表情といったら、、、こう寂しいようで、でも吹っ切れたような顔?がなんとも心にきました。
俳優さん凄いなぁ…………

本当に壮大なドラマで出てくるキャラクターもみんな魅力的で得られる情報が多くて密度が濃かったです。
子供を亡くして後悔しているエマさん、お父さんを亡くして自分が同じ場所に立てた泉ちゃん、2人が支え合っているシーンも本当に感動した。泉ちゃん、ほんとうに清らかで心が強い美しいひとなんだなって。今回も泉ちゃんの強さにびっくりです、笑
絵を見ても幻覚に侵されることなく、美しかったって言えるの本当にすごいな、、、

ますます荒木先生の絵でも見たくなりました。
本当に心満たされる素晴らしい作品だ!

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