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2024年 AppleTV+ドラマ『SUNNY』感想 6

🤖 第5話感想&ネタバレ

第6話 Kyoto Manju, So Delicious(邦題「京都のおまんじゅう」)

今回はノリコの奇行から始まる。
なぜかコンビニ店員に「私を見ていなさい」と注目を集めてから、敢えての万引き。何故(なにゆえ)の行動か。

スージーとミクシーは京都に戻り、サニーの捜索願いを出そうとするが、警察官に、人間としてサニーを説明するのに苦労し、おまけにミクシーが途中で席を立ってしまったので正直にサニーはボットだと話す。結果「ボットは盗難届け扱いになる」との事で諦めて警察署を出る。

ミクシーは、自身が勤務するバー「OCHIBA」が日本の名店100選に選ばれたらしくその為の撮影が行われると言い、本来は別の店員が撮影に加わる予定だったが病気で出られなくなり急遽ミクシーが抜擢された、と説明する。またとないチャンスだと。急に投げ出されたように感じたスージーは口では祝いながらもイラつく。そんな2人の前に地元のマスコット(本当の京都府のキャラに似せた架空のタケマロと言うキャラ)が、しつこく京都の饅頭を売りにやって来てその場を離れない。スージーは悪態をつきながら饅頭を受け取り、口に入れると違和感が。饅頭とは表面だけで中には血のようなものが付着したプラスチックが入っていた。タケマロはスージーを脅迫する。この後15分以内に指定の場所に行かなければ少しずつサニーのパーツを送る、と。

慌てて指定された場所に向かうスージーをミクシーは止める。
警察署でも非協力的だった上、あまりにも反対するので訝しく感じる。サニーが大切な理由はマサの記憶を宿しているかも知れない事、更にはマサとゼンの生存にも関係しているかも知れないから。しかし「たかがボットだ」と言うミクシー。スージーは彼女を無視して1人でさっさとその場に向かう。

しかし指定の場所に向かうといつもスージーの生活圏にいる焼き芋屋の車が来てスージーを誘拐する。連れて来られた場所にはヒメがいた。傍らにはいつもスージーを見張っていた謎の男、テツの姿も。
スージーの目の前にマサのパソコンが置かれ、パスコードを入力しろと言う。なぜなら以前『坂本研究室』の鍵がスージーの前で勝手に開いたから。しかしスージーには読字障害がある。文字を読み上げる事ができない。ヒメは渋々スージーの手の拘束を解かせ、直接入力する事を許す。ゼンの誕生日、マサの本当の父親の名前を入れても開かない。果てにはミクシーを連れて来い、と促すヒメ。(ヒメは「ミツキ」と発音する)
テツがドリルの先をスージーの頭に向ける。パニックになったスージーは瞬時にヒメに向かって「Fu*k You!(くたばれの意)」と言いながら中指を立てる。するとパソコンに変化が起こる。パスコードは文字ではなく中指を立てたジェスチャーを読み取った。パソコンが起動するとそこに設定してある壁紙にはマサとゼンが楽しそうに相撲を取る姿があった。多分、写したのはスージーだろう。マサはパスコードに文字ではなくスージーがよくやる行動を設定していた。

そのまま解放されるスージー。家の前にはミクシーがいた。やられた事をそのまま話し、パソコンのパスコードを教えた事も話した。どうして、と問うミクシーに「あなたを殺すって言われたから……」と答えるスージー。僅かに嬉しそうな顔を見せるミクシー。しかしその直後スージーの電話が鳴る。相手は警察でノリコが逮捕された旨を伝える内容だった。
スージーはサニーが戻るかも知れないから、と少しの間、ミクシーに家にいてもらう。しかし1人になったミクシーの許に玄関から物音がして見に行くとメモ用紙が挟まれていた。"愛宕(おたぎ)念仏寺、至急" と書かれてあった。スージーに連絡するも留守電になっていて直接連絡できない。ミクシーは震えながらバーで使う果物ナイフを護身用に持ち、寺に向かう。

ノリコがなぜ万引きなどしたのか、その理由が全く判らないスージーだが、もしかしたらマサがいなくなった寂しさからわざと逮捕されるように仕向けたの? と訊ねる。もちろん違う、と言うがノリコの表情と話の端々からは寂しさが溢れていた。

ミクシーと入れ違いに家に戻るスージー。またしてもすれ違っていたが、そこにミクシーが「サニー、いたよ!」とサニーの手を引っ張って連れて戻って来る。駆け寄るスージー。しかしどんなに「起きて」と言っても反応しない。そしてサニーからは異音がして、起動しないまま顔から倒れてしまう。


なかなかに苛々する回でした(すいません)
多分、謎が重なりながら全く解かれることがないままだからでしょう。冒頭の警察署でのシーンも埒が明かなかったし、これまで自分の故郷にまで連れて行ってたミクシーが急に仕事を大切がるのも不自然に思えた。

そんな中でスージーが拘束されながらも4話、銭湯でヤクザたちがヒメについて話していた事を伝えるシーン、シリアスなシーンなのに笑ってしまった。どうも所々、片言で日本語を憶える癖があるらしいスージーは「男たちは、あなたの事をしなびたブスと言ってた。ブスって何?」と事もあろうに本人に聞く。その時のYOUさんの表情は完全に過去コントをしていた時のそれだった気がします。ヤクザたちがヒメを後釜にするはずがない、と話していた事は伝えたけれど、あの台詞いるか? いや、あれは本当に脚本? YOUさんのコント魂が騒いだアドリブじゃなくて?(笑)

個人的にマサの登場シーンがなかったのが若干不満でしたが(すいません)マサが設定したパスコードがスージーへの愛に溢れていて、何とも言えず胸が締め付けられました。そしてテツ役の清水伸さん、超怖い……。ドリルがぁ~。


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幸坂かゆり
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