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MBTIセルフトーク Vol.2

最近の退職事情:上司との不和、リーダーとの関係の悩み


上司との不和が原因で辞めるケース

企業研修のご案内を行う中で、数多くの人事部の方々と話す機会を得ています。将来のキャリアパスを描き、新たな機会を求めて転職する方もいますが、特に目立つのが「上司との不和」による退職だそうです。私自身もリーダーを務めた経験があるため、耳が痛く感じる話題です。

なぜ上司とうまくいかないのか?

部下の皆さんからの意見を集めると、大きく以下の要素に集約されます。

  • コミュニケーションスタイルが合わない

  • 指導スタイルが一方的または極端

  • 上司の考えを押し付けられる

  • 時代の変化に対応できず、「昔ながら」の手法を貫く

上司の人柄や能力が問題でない場合も多く、実は「コミュニケーション」が大きな要因になっているのです。

気付いてほしいこと

かつてリーダーだった私も、プロジェクトを進める際、過去の経験から「最善の方法」を伝えていました。しかし、同じ伝え方でも動き出しが遅れるメンバーがいることに気付きました。これは彼らの能力の問題ではなく、伝え方の問題だったのです。
MBTIを学び、私が最善だと信じていた方法が相手にとってはそうではない場合があると気付きました。例えば、ある人は明確なゴールがあれば自分の方法で進めますが、他の人は行動の意義や、他者の幸福への影響を理解してから動きたいと感じる。行動を起こすための動機は様々で、それぞれの背景が違うことを理解する重要性を実感しました。

「違う」という認識がもたらす変化

人の認知スタイルや価値観は十人十色であり、他者に合わせるために自分を変える必要はありません。ただし、「相手は自分と違う」という認識を持つだけでも、関係性に大きな変化が生まれます。
ダイバーシティが叫ばれる今、人の違いが表に出てくることはむしろ良いことだと思います。同じ目標に向かい、一丸となって活き活きと働くためにも、まずは「違い」に気付くことから始めませんか?

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