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やすらぎの郷
2017.06.18_記
役者の演技力が丸裸にされるドラマ
役者は老体を演じるのではなく
晒すことを求められるドラマ
上手い役者はそれをも含めて演じているよう
「北の国から」がそうであったように
「やすらぎの郷」も実験ドラマらしい
でもこのドラマで描かれるテーマは真逆だ
それは成長していく命と衰退していく命
それにしても倉本聰の脚本は「下品」だ
ここで言う「下品」とは、
《品性、品格がいやしいこと。》
と言う意味ではない。
演じる役者は勿論
このドラマの制作に携わるすべての人たちに
自分自身をさらけだす『覚悟』を求めてくる
それはかなり露骨で小手先の技術を許さない
これは私が心の底から尊敬する
故つかこうへい氏に通じるものがある
表現方法やその手法はまるで違うけれど…
と、
そんな想いに心を奪われながら
月~金の録画を一気見する週末の夜 ♫
最後にもう一つ
このドラマ 倉本聰の 遺言かもしれない
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