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再雇用前に会社を辞めました! -45-

 こんにちは、ケロヨンです。

 先回は今の会社に再雇用として所属しながら2件の顧問契約を結んだ事を書いたけど、どうやって顧問契約まで辿り着いたのか?今回は具体的な経緯と契約する為に必要な事を俺なりに感じた事を書こうと思うよ。ただ、シニアの皆さんは置かれている立場や今までサラリーマン生活をどのように過ごして来たか?によって千差万別だから参考にならない人もいると思うので、そこはご容赦お願いします。今回は人材紹介会社からの紹介で契約に至ったケースを書くね。

 先ず俺の置かれていた環境だけど、これは凄く恵まれていたと思うよ。何故なら現在正社員(再雇用の嘱託契約だけど社会保険料とか健康保険料は会社で負担してくれているから敢えて正社員と書いたよ。)として勤務しながら他の会社とも契約して収入を得る場合、現在の会社でそれが容認されていなければならないけど、社長はその事に対して非常に寛容だった事だよ。そのように書くと今の会社の社長が日本の閉鎖的な雇用の仕組みを踏襲せず今どきの雇用流動性に理解を示している、と思われるかもしれないけど、そうではない。社長は俺に早く辞めて欲しかったので、再雇用に移行する前に「再雇用で収入が減った分は他の会社で業務委託や顧問契約とかで補填するような事をすれば良いのではないですか?」と言って、それまで支払っていた給与ベースをかなり減額したかったからだ。俺は昨年11月にラインの部長職は外され、スタッフとしての専門部長になった。通常は仕事の内容が変わったのでそこで給与の変更を行うべきだが、そこまでの知識が無かったのか、専門知識のある方(ブログの11話を読んでね)が業務委託として入って来て再雇用の契約時に大幅に給与を下げられることを知ったようだった。それで今年4月の再雇用契約時に大幅に給与を減らされる事になった訳だ。ちょっと説明が長くなってしまったが、俺の給与を減額した事で社長は俺が地元に戻る事を渋々認めざるをえず、他の会社との業務委託や顧問契約も容認したと言う訳だ。4月から再雇用契約で給与が下がる事が明確になった3月中旬から他の会社で収入が得られるように元々登録していた転職サイトに加えシニア専門で人材を紹介するような会社にも2~3社追加で登録した。そこから配信される職業紹介をチェックしたりしていたが、今の世の中そうそう希望にあった仕事は存在しない。ただ、追加で登録したある会社から2~3回程度営業顧問として営業支援して欲しい、との紹介があった。ところが、IT系の営業支援が多く、自分にはそぐわない案件が多かった。そうこうしているうちに、今年の7月、4回目ぐらいの案件紹介でやっと自分でも役に立てそうな商材の営業支援案件の紹介が来た。ただ、その時は地元に戻って今の会社の仕事が多忙になって来た頃で、とても工数的に無理だと一旦はお断りしたんだよね。ところが、この人材紹介会社の若い営業担当者はすごく粘り強い人で、「いつ頃からなら稼働可能でしょうか?」と食い下がって来た。取り急ぎ人材紹介会社の担当者と状況説明する為にZoomで話をしたところ、先ずは先方の会社の社長とZoomで面談し、現在の状況を説明する事にした。先方の社長とのZoom会議は直ぐに開催され、そこではお互いに良い感触だった事もあり、稼働出来る日程を考慮頂けるのであれば、との条件で引き受ける事にした、と言う事なんだよね。

 この活動の中で俺が感じたのは正直に話をする事。出来ない事を出来ると絶対に言わない事。お金を払って営業支援して欲しい、と依頼してくる会社は営業人材が少ないか又は全くいない(社長一人で営業している)会社だ。予算が限られている中で結果を早く出したいと切望している。だが直ぐに結果が出るような商材は営業マンが居なくても売れるので、普通の商材であれば結果が出るまで多少時間が掛かるし、営業マンの資質に委ねられる事が多い。営業マンの資質とはニーズが有るところに如何に早く正確に辿り着けるか?と言う事と、潜在的なニーズを掘り起こせるだけの知見とトーク術を持っている事、だと思っている。そんな中でシニア人材に彼らが求めてくる期待は人脈に他ならない。「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」じゃないが、人脈を多く持っている=シニアの営業マン、と言う構図だ。ところが、みんな勘違いをしている事に気付いていない。営業畑を歩いてきたシニアの方々は確かに多くの方に会っているので名刺の数はとんでもなく多い(俺も多かった)が、現在果たしてどれだけの人がその会社に残っているだろうか?その辺を正直に話をして、自分はこのような会社や人に会う事は出来るけれどそんなに多くはないですよ。その代わり、このようにして営業活動しますよ、と言う話をしなければならない、と言う事が功を奏し契約まで至ったと感じている。結局人を多く知っているだけではダメで、営業戦略がきちんと説得力がある内容で話が出来なければ顧問契約は難しい、と言う事じゃないかな?

 次回はもう一つの顧問契約について書こうと思うよ。

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