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【失敗から学ぶ】本質的なフィードバックをもらうために必要なコミュニケーション

 こんにちは!BACKSTAGE DesignerのRyuyaです。記事を初めて書くのでそわそわしながら書いています。
 僕は一昨年の2月1日(当時18歳)に未経験でデザイナーとして参画しました。当時は人数も今よりも少なく、CTO/CDOである小澤と2人で各部署からの依頼に対応していく日々でした。しかし役員を兼任している小澤は多忙であり、使える時間にも限りがあるため、より適切なFBラリーを行う必要がありました。その時に学んだコミュニケーション術を「失敗体験」「改善策」を交えながら、本記事ではご紹介したいと思います!デザインの実体験をあげてお話ししていますが、本質的なところは変わらないと思うので他の業種の方も見ていただけると嬉しいです!


🌟こんな人にこの記事を読んでもらいたい🌟
欲しいフィードバックをなかなかもらえず、会話のラリーが続いてしまっている方
・限られた時間の中でフィードバックをもらわないといけない環境にいる方
・同じ指摘を何度も受けてしまっている方


フィードバックをもらうときにあった失敗談と改善策👊


👹フィードバックをもらう時に失敗したこと👹
1. フィードバックの観点を揃えることが出来なかった…
2. なぜそのデザインにしているのか意図が伝わらなかった…
3. フィードバックを自分なりに解釈して進めてしてしまった…
4. もらったフィードバックに疑念を持たずに進めてしまった…
5. 同じ指摘を受けてしまった…


1. フィードバックの観点を揃えることが出来なかった…

😱失敗談😱
 バナー作成をしていたときに、どの文言をどういうレイアウトで入れるのか情報設計を考えて、ワイヤーフレームを作成し提出しました。僕としては「どこにどんな情報を入れるとCVRが上がるのか」という観点でフィードバックしていただきたいと思っていました。
 ですが、帰ってきた指摘は「フォントサイズや色などビジュアル」の観点だったため、再確認が必要になってしまいました。その結果「相手に余計な工数をかけてしまったり」「自分の制作期間を短くしてしまったり」してしまいました。

🧐改善策🧐
 なぜ、こうなってしまったんだろうと考えた時に気づいたのが「前提情報を伝えきれていない」ことでした。もっと具体的にいうと「現状の完成度は何%」「どういう観点で確認して欲しい」のかを伝えることができていませんでした。それ以降は、初めに上記2つを伝えることで、認識のずれを無くし、余計なラリーが発生しないように改善していきました。
 お互いの経験の差分がある状態かつ前提情報も揃っていない場合、欲しいフィードバックをもらうことはほぼ不可能でしょう。だからこそ前提情報を伝えて認識の齟齬をなくすことで、本質的なフィードバックをもらえると気づきました。


2. なぜそのデザインにしてるのか意図が伝わらなかった…

😱失敗談😱
 フィードバックをいただいた時に自分の考えた意図を伝え切ることが出来ず、修正依頼が来てしまいました。そうなってしまうと、自分の考えた時間が無駄になってしまいます。相手からの修正を一方通行で受けているだけは、それ以上のものは出来ません。自分がそのクリエイティブに関わった時と関わらなかった時の差分を出すことが出来ません。

🧐改善策🧐
 BACKSTAGEでは「一番考えた人が正しいという」カルチャーがあります。未経験で参画したからこそ、考える量で負けてはいけないと僕は思っています。自分の考えをちゃんと伝えた上で、フィードバックをもらいたいのにそれが伝わらないのがとても辛かったです。そのため、クリエイティブを提出する際に必ず「なぜこのデザインにしているのか」を伝えるようにしました。その結果、デザインファイル上で対話ができ、ここはもっとこうすると良いよなどさらに本質的なフィードバックをいただくことが出来ました。


3. フィードバックを自分なりに解釈して進めてしまった…

😱失敗談😱
 フィードバックをしてくれる人たちは、他の案件など様々なところで対応しており、多忙です。そのため、限られた時間の中でフィードバックをするため、要所要所で説明を割愛して修正依頼を出すことがあります。その時に「このフィードバックはきっとこういうことを言っているんだろうなと自己解釈」して進めてしまいました。その結果、認識がずれており作り直しになり、余計な工数が発生してしましました。

🧐改善策🧐
 この問題が起こってしまった要因としては「相手がなぜこの修正依頼をしているのか、考えきれていないこと」「疑問に思ってもきっとこうだろうと想像して、仕事を進めてしまった」この2つだと思っています。クリエイティブを作成するとき必ず目的があり、フィードバックをしてくれる人たちはそこからおろして、どう修正すればいいのかを伝えます。ですが、僕は「もらったフィードバックだけを見て、このまま修正すればいいんだと思考停止状態」になってしまい、本質を理解できておらず、相手と認識がずれてしまいました。
 そこに気づいたときから「きっとこういう背景でフィードバックをしているのだろう」と考えるようになりました。また、そうすることで他のところでも以前もらったフィードバックを横展開できないだろうか?と考えながらクリエイティブを作成することができました。
また、わからないところをそのまま進めてしまうのは、良くないことと改めて実感しました。「相手に質問することで、時間を奪ってしまう可能性があるのが怖い」という感情があり質問することができませんでした。ですが、認識がずれてしまい目的から逸れたクリエイティブを作ってしまうことの方が、時間を奪ってしまう可能性があると気づき、「わからないことがあったら必ず質問しにいく」ことを意識してデザインタスクを進めるようにしました。


4. もらったフィードバックに疑念を持たずに進めてしまった…

😱失敗談😱
 もらったフィードバックを機械のように修正した結果、載せてはいけないものを載せてしまいました。幸い大きな影響を与えるものではなかったので、問題は起こらなかったのですが、仲間からの信頼を失いかねない失敗をしてしまいました。

🧐改善策🧐
 少し前の話と似てくるのですが、今回は上司への「前提共有が不足していこと」「フィードバックが全て正しいと思いこみ疑念を持たなかったこと」が原因でこの問題は起きてしましました。上司は部下のタスクの前提などを全て把握することは不可能です。そのため、フィードバックをもらうときは一番初めに「目的やプロジェクト独自のルール(気をつけないといけない部分)などの前提情報」を共有する必要があります。今回の場合は、プロジェクト独自のルールを共有することを怠ってしまったことで、上司は前提情報を把握しないままフィードバックを行うことになってしまいました。一方で自分自身はいただいたフィードバックに疑念を持たず、作業を進めてしまい問題が起こりました。
 フィードバックをもらうときは、「相手がこのプロジェクトに対してどのぐらいの理解度がありこの指摘をしているんだろう」と考えることが、重要だなと感じました。そして、もし相手の指摘が違う可能性があると思ったら、積極的に「自分はどうしたほうがいいと思っているのか、仮説を伝えた上で質問する」ことを意識しました。
 自分が作ったクリエイティブの最高責任者は自分自身です。そこに「あの人がこう言ったからこうしました。という言葉を使ってしまうのは、とても無責任」だと言えます。どうしたら良いものが作れるのかを最後まで考え抜き、色々な人に前提情報を伝えた上で、どうブラッシュアップしたらいいのか、相談しにいくことが大切だなと実感しました。


5. 同じ指摘を受けてしまった…

😱失敗談😱
 他のクリエイティブで受けたフィードバックを今、作成しているクリエイティブで再度指摘されることがありました。これにより、次のステップへ進めず成長が停滞してしまう時期がありました。
 また、同じ指摘をされ続けてしまい、改善する気がない、やる気ない人に見えてしまってるのではと悩んでしまっていました。

🧐改善策🧐
 同じフィードバックをされてしまっている理由を考えた時に「一つ直そうと意識するとその前にもらったものが疎かになってしまっている」ことに気づきました。そのため、提出前のチェックリストを作りセルフフィードバックをすることで、本質的なフィードバックをもらえるように意識してきました。

まとめ📝


 上司から適切なフィードバックをもらうためには、「前提共有」がとても大切です。
 これは何のために作っていて、今の完成度は何%で、どういう観点でフィードバックしてもらいたいのか、なぜこのデザインなのかをなどの情報を初めに伝えることで「本質的なフィードバックもらえる可能性」が高いです。
 また、フィードバックはあくまでもクリエイティブのクオリティを上げるための手段に過ぎません。「ものづくりは作者が最高責任者」です。そこに〇〇さんがこうやって言ったからという発言は無責任な行動です。いただいたフィードバックを見ながらこの人は「どういう背景でこういうことを言っているのかを想像」し、少しでもここはどうなっているんだろうと「疑問に思ったら質問する」ことを意識していくのが大切だなと思いました。


BACKSTAGEの紹介🤝


 私たちはテクノロジー×ファンビジネスに強いチームとして、国内No.1の格闘エンターテイメント『BreakingDown』や、日本を代表するフリースタイルラップバトル『FSL』の共同運営を筆頭に、さまざまな事業を展開しています。
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