「健康経営」を会社から地域に拡げて受賞!「健康寿命をのばそう!アワード」で2つの厚生労働大臣賞をいただきました
こんにちは、愛知県瀬戸市に本社を置く大橋運輸です。
私たちは、「仕事を通じてお客様や地域に貢献する」という理念を掲げ、運輸業や生前整理・遺品整理事業を営んでいます。大橋運輸に関わる全ての人の暮らしを豊かにという想いのもと、「健康経営」「ダイバーシティ」「地域活動」の3つに注力してきました。事業のほか、地域住民のみなさんがより良く生活できるよう地域づくりにも取り組んでいます。
特に力を入れているのが健康に関する取り組みです。高齢化が進む地域で、年齢を重ねても好きな場所で大切な人たちと楽しく暮らしていけるまちづくりに、地元企業として関わることが大切だと思っているからです。社内に向けた健康経営だけでなく、バランスボール教室や健康セミナーなど、さまざまな活動を住民のみなさん向けに行ってきました。
地道な取り組みが評価され、ありがたいことに弊社の取り組みが「健康寿命をのばそう!アワード」で2部門の受賞。同アワードは、生活習慣予防啓発活動の奨励・普及をはかることを目的としたもので、社内外の健康に関する活動を評価いただきました。本記事では、アワードの受賞レポートとともに、私たちの地域活動への想いをお伝えできればと思います。
社員も地域住民も健康でいられる取り組みが高評価
「健康寿命をのばそう!アワード」は、厚生労働省スポーツ庁が主催しており、今回で11回目の開催。健康増進・生活習慣病予防推進に資する優れた取組を行う企業・団体・自治体を表彰することで、健やかで心豊かに生活できる社会の実現を図ることを目指しています。
募集は《生活習慣病予防分野》《母子保健分野》《介護予防・高齢者生活支援分野》の3分野で行われ、各分野で60前後の企業・団体・自治体がエントリーしました。その中から「厚生労働大臣賞」などが選ばれ、大橋運輸は2つの分野で表彰をいただきました!
厚生労働大臣賞の最優秀賞をいただいた「生活習慣病予防分野」では、健康経営の取り組みを評価いただきました。弊社には社員にドライバーが多いという性質があることから、不規則な生活や食習慣の乱れが懸念されることもあります。「心身の健康が、いい仕事にもつながる」という想いから、社内ではフルタイムの管理栄養がみんなの健康をサポート。旬の食材配布や健康相談など、社員が元気に働ける環境づくりを実践してきました。
2つ目の「介護予防・高齢者生活支援分野」は社内に向けた健康経営だけでなく、地域にも広げた点をお伝えしました。例えば、評価いただいた活動の一つである「おはなし広場」は、社内の管理栄養士が市民に無料で健康栄養相談を実施。食事をはじめ、運動や睡眠に関するアドバイスを行ってきました。バランスボール教室や健康セミナーなど、地域の人同士の出会いが生まれるような活動も展開。活動の企画を社内で完結するのではなく、社会福祉協議会など、地域を巻き込んで活動している点を評価いただきました。
2分野で表彰いただいたのは弊社のみ。10年以上前から取り組んできた「健康経営」が社内に浸透し、地域にも良い循環を生み出していることを実感し、とても嬉しく思います。
▼昨年、官民連携をして健康寿命をのばす取り組みを始めました
地元企業として、地域コミュニティ貢献したい
運輸業を営む私たちが、健康などを通して地域のみなさんと関わろうと思うのは、市民が暮らしに求めるニーズの多様化が進んでいると考えていることが、一つの大きな要因としてあります。厚生労働白書によると、ライフスタイルの変化や住民の高齢化によって、同じ地域内で暮らす人たちの関係性の変化が大きいという調査結果がでています。
時代が進めば進むほど、昔ながらの近所付き合いの度合いは減っているといいます。一方で、人との関わりが薄くなっても、社会に貢献したり、関わったりしたいなど、地域への関心自体は低くなっていないという調査結果もあるのです。
行政だけでさまざまな要望に応えていくのは難しい。だからこそ地元の民間企業としてできることを考え実践し、同じ地域に暮らすみなさんの暮らしがより良いものにする一端を担えればという想いがあります。
弊社では世代問わず、同じ地域に住む人を知ったり、関われるように様々な活動をしてきました。運輸業の傍ら、たい焼き「わらしべ瀬戸店」を運営しているのも同じ理由です。
「わらしべ瀬戸店」の特徴は、たい焼き屋という特性上、同じ場所で活動を継続できることだと考えています。「わらしべ瀬戸店に行けば誰かに会って話ができる」。そんなふうに、住民の方が気軽に足を運べる場所として育んできました。今回、アワードで評価いただいた「おはなし広場」も「わらしべ瀬戸店」で実施しており、参加いただいた方からは「地域の仲間との交流が増えて、毎日充実している」と言った声が寄せられるようになっています。
今後はたい焼き屋の活動にとどまらず、「わらしべ」を地域の居場所として開きたいと考えています。健康だけでなく、スマホの活用相談など、より日常的なテーマのおはなし会ができればと思います。コミュニケーションを通して支え合い助け合える関係づくりを行うことで、住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりを目指します。
アワード受賞以降、弊社の健康経営や地域活動に興味関心をもってくださる方も増えました。一企業では、できることも限られています。受賞をきっかけに活動を知っていただき、近い思いで、より良い暮らしをつくる活動が生まれたら嬉しく思います。私たちも引き続き、まずは社員と地域のみなさんから頼ってもらえるよう精進していきます。
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