近々雑感
なんだか最近noteを書いていない。
書きたいことはちらほらあったし、実際下書きはちょいちょい溜まっている。
でもなんかまとまらないんだなあ。
本当に雑に、色々書きつけてみようと思う。
普段は多少なり秩序だった文章を書こうとは心がけているが、雑と決めたら雑には書ける。
もとより自己満足で更新している。僕がいいならいいじゃないか。
読書。
僕はちょくちょく【読後脳内】とかいう大仰なタイトルで本を扱っているが、読んだ本のうち100%が扱われているかというと、そうではない。
僕は孤独で暇だから、本はたくさん読む。
週に2~3冊くらいは読んでいる気がする。
もっとも、孤独で暇じゃなければ読まない。
読書は僕の趣味のひとつだし、胸を張って好きだと言えるけれど、本が読みたいからと言って友人の誘いを断るほど人間が嫌いではない、むしろ好きだ。
春休みに入り、『1Q84』を通しで読んだり、江國香織の長編を何冊か読んだり、万城目学に手を出すなどした。
事情があってバイクを使えないので、本を手に入れる方法が、出先でついでに買うくらいしかなくなってしまった。
昔は本を中古で買うという発想がなかったので、新品つやつやの本を後生大事に再読していたが、古本屋という革命が起きてからというもの、再読をしなくなってしまった。
いい機会だと思う。
300ページの本を3時間くらいで読んだとして、それで味わい尽くしたというには僕の脳は上出来でないし、もったいない。
特に村上春樹なんかは水の底にあるものを見るようなもので、ただでさえ見えづらいし、潜って目をひらいてもぼやけているものだから、何度も潜ってぼやけた情報から少しづつ推察するのが良いんだと思う。
よく僕の文章を読んでくれる人に江國香織が好きな人がいることを承知しているので、直近で読んだ面白かった長編を何冊か残しておくよ。
『がらくた』
『間宮兄弟』
『スイートリトルライズ』
『真昼なのに昏い部屋』
就職活動および東京。
こんな僕だって就活くらいしていた。
していたというのは、もう終わってしまったからである。
僕はエンタメ業界に就職したかったのだけれど、他の業界に比べて狭き門であることは知られた話であったりする。
だからと言って、滑り止めで興味もない企業を受けることに意義を全く見いだせなかった。
エンタメ業界は3月スタートが多く、早期選考を実施する企業は少ないのだが、やりたいことができる場所が早期選考をやっていたので、応募し、トントン拍子で受かった。
僕は生来の自分大好き自己評価激高人間だが、僕の能力は僕の想定(これはわりと高め)よりもさらに高いのではないかと、より高みを目指せる可能性を感じてしまったが、結局内定を承諾した。
なよっちい京大生(僕は彼のことが一目で気に入った)は同僚になったのかな。
好きなことを仕事にできるなら、飯が食えればいいじゃない?というのは、社会に出たことのない人間の甘えた言葉なのだろうか。
そうなんだろうな。
それでも僕が目指しているのはお金持ちではなくて、僕が愛してきたものに関わって生きていくことだから、綺麗事を並べて生きていこうかなと思う。
東京。
面接の関係で少なくない回数足を運んだし、内定を承諾した今、そこで生きていくことが半ば確定している。
好きになれない、とは思う。
中心地なんて、道を歩いているだけで咳が出るし、喫煙所とベンチがとにかくない。
それでもそこで生きていくのだし、ステキなものを見出さないとならないね。
この前最終面接で東京に行ったとき、面接の時間が早かったので前乗りをした。
それが不本意にも、僕の人生初の一人旅行となってしまった。城崎がよかった。
東京のステキなところを知らなければならないし、前乗りで時間もあったから、どこかに観光なりご飯なり行こうかなと思っていたのだけれど、『葬送のフリーレン』が面白すぎてチェックインしてから24時くらいまで観続けていた。
あれは小さい頃にコテコテのRPGに触れて育った人にぶっ刺さるアニメだと思った。
最近のお子様が触れているゲームの中にコテコテのRPGなんてないのではないか。
よくない、よくないよ!!
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーが長くて煩雑だと言われるようになってしまったら、それこそ現代人の退廃である。
僕はクリアしたらラスボスの前に戻るRPGより、クリア後の世界が存在するRPGの方がとってもすき。
世界を回って、特にすることもないけれど、それでも人々は平和なりにちっぽけな悩みをクエストにしてくるし、世界を救ったことに礼を述べたりする。
『葬送のフリーレン』は、そういったRPGのあたたかな部分を多分に感じられる、素晴らしい作品だった。
ちょっと長く書きすぎたのでここでおしまい。
おやすみぐんない。