ユリ

どうも、ユリです。大学生をしています。 趣味はバイク、読書、カメラなどなど。 僕の日常…

ユリ

どうも、ユリです。大学生をしています。 趣味はバイク、読書、カメラなどなど。 僕の日常の記録を溜めていきますので、よかったら見てってください。 動物園のあまり動かない動物を観察しているのが妙におもしろかったりするときあるでしょう?そんな感じです。

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誰かの人生をのぞきみる、高尚な暇つぶし【自己紹介】

どうも、ユリです。 まあとりあえずプロフィール的なものをひとつ。 大学生です。そこそこ名のある大学でメディア学を専攻しています。趣味(noteに関係ありそうなやつ)はバイク、読書、カメラです。こんなもんですか、多くを明かさない方がミステリアスでステキですね。 僕の脳内には誰か住んでるんじゃないかと思うときがあります。そやつの話し声がよくきこえてくる。たまにおもしろいことを話しているので、ちゃんと残してやろうかと思った次第です。 話は少し変わりますが、徒然草って凄くない

    • 手紙

      拝啓 A君 いかがお過ごしでしょうか。 なんだか手紙を書きたくなりました。 でも、僕には適切な相手がいないので、とりあえずあなたに書いています。 あなたは特別な友達です。 友達は失われてしまうものだと知ってから、あなたをより大切にしようと思いました。 僕は1人が好きなのに寂しがり屋で、すぐあなたにLINEしてしまいますね。 そして僕の孤独なプライベートを笑い飛ばしてくれる。「おじいちゃんみたいな生活だな」って。 いつも深夜から、ビリヤードに付き合ってくれてありがとう。

      • 『冷静と情熱のあいだRosso』江國香織【読後脳内】

        恋愛に際して、つとめて冷静にいようとしている。いや、したいと思っている。 そう思わされた恋愛のあと、僕はまだ人を愛せていない。 女性的な恋愛小説だった。 そして、嫌でも自分の過去に立ち返らされる、そんなお話。 「居場所」が大きなテーマだったと思う。 場所にも、人にも求めることのできる概念としての。 どこにも居場所を感じられない。それはなんだかすごく、ストンと理解できた。 地元が大好きだった。 わけもなく、友達もさしていないこの土地のことが。就職で遠くに行っても、愛する

        • 『ペンギン・ハイウェイ』編のおまけ〜おっぱい一考〜【閲覧注意】

          森見登美彦作品にはある程度共通言語がある。 「おっぱい」もそのひとつだ。 『ペンギン・ハイウェイ』での少年が語る「おっぱい」は他作品で大人が語る「おっぱい」とはひとあじ違う。 人生は不可逆だ。 おっぱいは神秘的なものではなく、性的なものだと見てしまったが最後であった。 他作品に出てくる大人の男がおっぱいを語ってもアホだなぁとニヤニヤする程度だ。 それは、登場人物も私含め男性読者も、おっぱいを性的に見た経験がないわけがないからである。おっぱいは素晴らしい。だがそれはエロいか

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        誰かの人生をのぞきみる、高尚な暇つぶし【自己紹介】

          『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦【読後脳内】

          この作品に日本SF大賞を与えた人の髪の毛をわしゃわしゃしてやりたい。えらいぞ!! 僕は特別ドラえもんが好きなわけではありませんが、藤子・F・不二雄がSF(science fiction)に対してSF(すこし ふしぎ)とあてた話がとても好きです。 そして僕の大好きな森見登美彦は「すこし」の加減も、「ふしぎ」の加減も、非常に秀逸な作品を書く人だと思います。 読後としていますが、この作品は小説が良すぎて映画も観てしまいました。というより、この文章は映画を観たあとに書いています

          『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦【読後脳内】

          夏が終われば

          夏に対する絶対的嫌悪感。 四季の中でどれが嫌いかという相対的な議論ではなく、僕は夏が嫌いだ。 今日は9月19日、もうすぐ20日になろうとしている。暦上は秋だし(今年の立秋は8月7日らしい、パチこいとんちゃうぞ)かつてはきちんと秋だったと思う。 年々夏が長くなる。誠に遺憾である。 秋が好きだ。 残暑という言葉が好きではない。それは、今が秋であることを前提とした言葉だからだ。 「秋なのにまだ暑いですね」といったニュアンスを感じる。 僕にとって、秋はカレンダーの聖域だ。暑いと

          夏が終われば

          『去年の雪』江國香織【読後脳内】

          僕の読書体験のはじまりは宮部みゆきでした。今では彼女の作品も、ミステリー小説というジャンルすらも、あまり読まなくなってしまった。 それでも僕は彼女の作品が大好きだし、何よりも読書の原体験として、僕なりの本の読み方を形作った人です。 原体験をミステリー小説とする私の読み方は、「意味」に重きを置いたものです。この表現がどうしてこの文脈に存在しているか、前段の文章と今読んでいる文章にどのようなかかわりがあるか、などなど。ほぼ無意識下で、純粋な読書と別軸の思考が行われます。 江國香

          『去年の雪』江國香織【読後脳内】

          綺麗な思い出、生涯で1番愛した可能性のあるひと。

          女子高生が書いた恋愛に関するnoteを読んだ、こんな至極端的で短絡的な理由。 あとは、今読んでいる『去年の雪』という江國香織さんの作品に出てきた一幕。 この2つのきっかけで、生涯で1番愛した可能性のあるひとが、僕の脳に浮かんで、そして今ゆっくりと沈んでいく。 沈みきる前に、綺麗な思い出をひろってここに置いておく。ここは沈まないから。 時間は流れに例えられる。 事象の発生を水源とし、発生から経過する時間を川の流れとするならば、僕にとっての事象はおそらく下流あたりを流れてい

          綺麗な思い出、生涯で1番愛した可能性のあるひと。

          『きみの色』鑑賞後

          近くの映画館で、レイトショーを観てきました。散歩がてら歩いて帰りながらこの文章を書いています。 本映画を鑑賞した余韻のなか、ぼけーっと歩いている僕は、「信仰」について考えています。信仰とはいかにして生まれたものなのでしょうか。僕は、先の人類が「根拠」「よりどころ」を必要としたからだと考えます。例えば、空から雷が落ちてきて山火事が起こったとしましょう。僕たちは科学的知見から、上記の出来事の根拠を理解できます。ですが、先の人類はその根拠を理解することができませんでした。そのため、

          『きみの色』鑑賞後

          導入【読後脳内】

          漢字ばっかりですね。 ちょくちょく読んだ本について、読後脳内というものを書こうかと思っています。 別にこれは本の感想文でも、解説でもありません。本を読む方なら理解していただけるかと思いますが、読後に脳がべらべらと独り言を話しだすことがあります。カッコよく言えば脳の思考言語がワンステージ上にあがったような、難しいことや深そうなことについて考えてしまう瞬間です。そして、私が記録したいのはまさしくそれです。 何となく趣旨は理解していただけたかと思います。ネタバレはそんなしないと思い

          導入【読後脳内】