見出し画像

得意は伸ばす、苦手は工夫で補う

先日、普段からお世話になっている手芸店の女将さんと、こんな会話をしました。

私「私、縫い物は多少できるんですが、編み物はからっきしで」
女将さん「いいじゃない、得意を伸ばすのよ」

なるほど。得意を伸ばす。
無理にできなくてもいいんだよと言ってもらえたようで、とても嬉しかったです。

できないのは努力不足だからではない


編み物に限らず、私はかなり不器用な方だと思います。
学校の勉強はまあまあできるけど、社会人になってから仕事で躓きました。

これは私の努力不足のせいだ。
私は人よりできないのだから、人より頑張らなくては。

と考えた私は見事に鬱スパイラルにはまりました。

でも、私の不器用さには原因がありました。
軽度の発達障害があったと、かなり最近になって診断されたのです。

大人の発達障害とは↓

発達障害を抱えた上で生きていくにはコツがあります。

  • 苦手なことを把握する

  • 苦手なことは工夫して補う

  • 苦手を克服しようとしない

  • 得意を伸ばす

「わたしのトリセツ」の作り方↓

頑張ることが当たり前になっていた私にとって「できないことはできないままでいい」というのは目から鱗。

人よりできないから人より頑張らなくては、という厳しすぎる思考は、
自分の不得意なことで他人の得意なことと勝負をしているということであり、
自己肯定感を下げる原因にもなっていました。

人生は楽しむためにある

双極性障害の治療を続けるうちに趣味ができて、私は必要以上に他人と比べることはなくなっていました。

それはきっと、自分の得意なことで勝負をするようになったから。

できないことをできるようになるよりも、
できないことは工夫で補い
できることをより楽しめるように努力の向きを変えたことにより、
できない自分を許せるようになりました。

完璧主義は悪くないけど窮屈です。
何事も6割の力でこなしていきたい。


さて、手芸店の女将さんは冒頭のように言ってくれたのですが、私、気が付いちゃったんです。

この手芸屋さん、実は毛糸屋さんなんですよね……。

編み物は苦手だけど、織物ならできるかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?