【対談】デザインを介して相まみえるエンジニアとデザイナー。異なる視点からの印象や学びとは？
こんにちは！パーソルビジネスプロセスデザインのプロダクトデザイン部でデザイナーをやっているヨシダです。
今回は対談記事になります。
「TIMO Meeting」（以下、TIMO）というサービス開発のプロジェクトで一緒に働く開発エンジニアのAkamineさんと、普段お互いにどういったことを感じているのか、振り返りも兼ねてお話してみました。
Akamineさんは、私がエンジニアやっていた時にも同じプロジェクトで働いたこともあって、TIMOで再びの邂逅となりました。
仲良くさせて頂いています🙏
普段の業務について
ヨシダ：
私は、TIMOのUIデザインや展示会の壁面デザイン、チラシ制作まで、クリエイティブ系の仕事を幅広く担当しています。TIMO以外にも、アプリのUIデザイン、LP制作、資料デザインなども手掛けています。複数の案件を同時並行で進めることが多いです。
Akamineさんは、普段どんなことをやってますか？
Akamine：
主にTIMOの開発を担当しています。1日の業務時間のうち約半分をコーディングに充てています。残りの時間はソースコードのレビューや仕様調整、設計会議に参加しています。TIMO以外にも、新規事業のシステム基盤の検討やアーキテクチャの選定にも関わっています。
ヨシダ：
へえ、TIMO以外のこともやってるんですね。
ちなみに、どんな新規事業ですか？
Akamine：
まだ詳細は明かせないんですけど、プロダクトの基盤を作るところから始めています。
「新しいプロダクトを作るときに、基盤となるものを用意しておきたい」
「例えばログイン画面だけみたいなのを用意しておけば、プロダクトAの時だけではなく、プロダクトBの時も利用できるよね」
っていう話があって、そこから始まりました。
ヨシダ：
なるほど。これまでの仕事と新規事業の違いや共通点って何ですか？
Akamine：
以前は請負で業務システムやBtoBtoCのアプリ開発を行っていました。
品質や納期が最重要視され、妥協も多かったです。
新規事業では限られたリソースで課題に優先順位をつけて進めています。
その優先順位付けを試行錯誤しながら進める点が大きな違いですね。
印象的な出来事
ヨシダ：
TIMOの開発で印象に残っている出来事は何ですか？
Akamine：
フレームワーク変更対応が印象に残っていますね。スケジュール通りに進まず、リカバリすることに奔走しました。原因は事前準備・検証が不足していたことです。でも、最終的にはサーバーへの負荷が軽減されたので良かったです。
ヨシダ：
TIMOでもTIMO以外でも、デザイナーがいたプロジェクトで印象に残っていることはありますか？
Akamine：
それでいうと、とある案件で初回だけデザイナーさんが入っていて、開発が進むにつれて最初のデザインルールに従いはするものの、エンジニアがどんどん決めるので、どんどんUIが劣化していくということがありました。
ヨシダ：
あるあるなのか、私も経験したことがあります（笑）
Akamine：
その、もはや今のこの画面の作りだと、最初のデザインルールだともう無理なことがあって成り立たないというか、逆にそれを守るがゆえに悪くなる、みたいな。それがTIMOではないのが印象的です。
業務が円滑に進むように意識していること
ヨシダ：
なるほど、ありがとうございます。
では次に、普段の業務で意識していることって何ですか？
Akamine：
テレワークでチャットが主なコミュニケーション手段なので、なるべく即レスを心掛けています。また、画面共有をしながら話すことで、話がスムーズに進むようにしています。
ヨシダ：
私もチャットでのやり取りが多いですが、なるべくポジティブなトーンになるようにしています。オンラインミーティングでは冗談を交えて、和やかな雰囲気にしたいなと考えています。
Akamine：
静かなミーティングとかありますもんね（笑）
ヨシダ：
ね（笑）アイスブレイクとかちゃんと入れたらいいかもですね！
異なる視点からの学び
ヨシダ：
次の質問です。異なる視点からの学びは何ですか？
Akamine：
デザイナーの提案を見ることで、ユーザーの動線や使いやすさを考えるという視点です。システム目線になってしまうことが多いんですけど、ヨシダさんの提案とかを見ると、ユーザーのこういう導線があるからこうなるよねっていう納得感があります。
そういった説明付きで話してくださるので、それ元に「もっとこうした方がいいんじゃない？」っていう提案も僕らもできるのかなと思います。
ヨシダ：
ふうん（照）
でももうちょっと説明した方がいいかなっていうのは反省しています。同時に、開発側から提案してくれるのでめちゃめちゃやりやすいです。
完璧な正解を出しているわけじゃないと思っていて。技術的な側面もあると思うので。視野が狭くなったりすることもありますし、助かっています。
Akamine：
確かに。ただ、最近は提案できていないっていうのを感じています。
ヨシダ：
そうなんですね、へぇ～。
この話を聞いて思ったんですけど、オブジェクト指向UIデザインとか読んでみてもいいかもです。
エンジニアが見ても結構勉強になると思います。データの持ち方がこうだから画面の要素はこうなる、というよりは、ユーザーの視点でまず考えましょうねっていうことが書かれています。
Akamine：
まあでも今はヨシダさんがいるんで。ヨシダさんから学べばいいかなって（笑）
ヨシダ：
いやいやいや（笑）
他にもおすすめしたい書籍がありますので、後でお話します。
Akamine：
ありがとうございます（笑）
改善点
ヨシダ：
次は業務の改善点についてです。
私は、エンジニアがデザインの意図を理解しやすいように、Figmaのデザインデータを整理し、共有することが大切だと思っていす。例えば、デザインの意図を明確にするためにデザインガイドラインを作成し、それをエンジニアと共有するとか。
こちらの記事とかもすごく参考になりそうです。
エンジニアがデザインの意図を理解して、実装の際に余白の値とか細部まで注意を払ってくれると、もっと良くなるかな～って思います（笑）また、デザインに対するフィードバックを積極的に提供してくれると、デザイナーとしても非常に助かります！
Akamine：
開発エンジニアに知っておいてほしいデザイン知識はありますか？または参考書などを教えてください。
ヨシダ：
デザインの四原則は知っておくと良いかもです。普段のフロントエンド開発や、資料作成にも活かせると思います。ノンデザイナー向けの本として四原則が書かれた本もありますので、ぜひ読んでみてください。さっきお話しした余白のこととか、私がなぜ気にしているのかがわかると思います！
未来について
ヨシダ：
最後に、今後TIMOをどうしていきたいですか？
Akamine：
TIMOを使うことが当たり前になるようなプロダクトにしたいです。将来的には、TIMOなしの会議が考えられない社会を実現したいです。例えば、TIMOを使うことで会議の効率が劇的に向上し、参加者全員が満足できるような環境を作りたいです。
まとめ
今回の対談を通じて、開発エンジニアのAkamineさんとデザイナーの私が、業務の中でお互いどのように感じているか、学びや改善すべき点の共有などができ、有意義な対談となりました。
私は、デザインの意図をエンジニアに伝える工夫を模索しながら、ユーザーに寄り添ったデザインを追求していきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました！
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