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障害者になって思うこと


今まで健康優良だったのに、感染症の影響で慢性腎不全になり血液透析をするようになった。

慢性腎不全は障害者手帳をもらえる対象。わたしも早速、申請し受け取った。
受け取った時、「あー障害者になっちゃった。」と不快にも思ってしまった。

障害を持ってたってイキイキ生きている人はたくさんいる。障害は一つの個性。そう自分は考えていると思っていた。

でも障害者手帳を受け取ったとき「「障害者になってしまった」」そう思った。
それって心では障害者を差別をしているってこと?障害者であることに偏見をもっているってこと?
障害者手帳を提示するとき周りの反応を気にしてしまう自分もいて、可哀想とか不幸な人とか思われていないかドキドキしていることに気づいた。そんなことにドキドキする自分に対しても障害者に対してどんな価値観を持っているのか本音のところがわからなくなった。

なんと、情けない。そんな自分がいやになって落ち込む日々が続いた。
障害って自分にはあまり関係のない世界だと思っていたけど、急に身近になって障害に対する本音と向き合った気がする。

でももっともっと深掘りすると、きっと今の自分を受け入れられなくて、感染症にならなかったらどんなに良かったことかと思う自分もいて、変えられない部分をウジウジいうのは、今、私が進むべき道が定まっていないからなのかな。

愛する家族がいて、両親も元気で、子どもにも恵まれて、35年間何不自由なく生きてきて、35年目でちょっとだけつまづいただけじゃないか。こんな自分を自分が受け止めて、わたしの道を歩めばいいんだ。ではわたしの道とは??こればかりは誰かが教えてくれるわけではない、自分が見つけなければいけない。
こんなはずじゃなかった。という葛藤を乗り越えた先にはきっといい未来が待っている。そう信じて、ゆっくり、前に進んでいきたい。

このぐちゃぐちゃな感情とも向き合って行くんだ。

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