【散文詩】 ひとりになると
いつも娘とくっついて行動していて
ふっとひとりになると
思い出すのは
あのひとのこと
そこにいないのに
しばらく会ってもいないのに
話しを頷きながら聴いてくれる時の笑顔
会話の合間の沈黙
伏目になって考える時の一瞬
運転してる時の左の横顔
少し先を歩く時の背中
そっと差し出してくれる優しい掌
額をゆっくり撫でる時の手の重み
ちょっかいを出すのが好きなわたしに
「やめなさい笑」と
その声が聴こえてくるかのような
心に棲んでるって
こういうことを言うんだね
初対面でも
違和感のなさ加減に
不思議な居心地のよさを感じていた
この一年と数ヶ月
本当にいろいろあった
それだけ
心がそばにいるというコト
深く息を吸って
深く息を吐いて
深く繋がった
貴方と。
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