飲んだミルクは、やがて血になって流れる『ぼくのエリ 200歳の少女』を観て
▼2013年の日記
昨日はずっと怖くて観れなかった
だけど、観たかった映画を観た。
『ぼくのエリ~200歳の少女~』という映画。
バンパイアになるエピソードは悲しいものが多いし、
だいたいが救われない結末なので気分が落ち込んでしまう。
どうしても踏み出せなかった。
だけど、偶然また表紙を見て主演の少年(カーレ・ヘーデブラント)に
惹きよせられてとうとう観てしまった。
永遠の12歳のエリと、いじめられっこの少年オスカーが出会って始まる物語。
途中グロテスクなシーンが多く、R-12指定なのも頷けた。
ところどころ、ひっかかる部分があり、ネットで調べたら原作を読んだ方が全て解説してくれていたので解決した。
「ダレン・シャン」というバンパイアの児童書が大好きだったのだけど、
その本を読み終わったあとも思ったことが「人間でよかった」ということ。
バンパイアになったら、愛しいひととは一緒になれないし(不老不死)
血を欲してしまうので、町を転々をしなくてはいけない。(人を殺すため)
友達も家族もいない、一人ぼっち。
『ぼくのエリ』は、スウェーデンの映画で、
同じ原作を使ったリメイク版『モールス』というアメリカの映画もあるのを知った。
エリ役をわたしが好きなヒットガール、クロエ・モレッツがやっているそうなので気になる。
『ぼくのエリ』は、悲しい中にも愛を残した作品だと感じた。
わたしのなかで、大切な映画のひとつになりそう。