飲食店に未来をつくる
『飲食店に未来はあるのか。』
最近、シェフは良く言います。
飲食店の苦境を乗り越えるために、もがいてきたチームsio。
クリエイティブチームで新しいレストランに臨む挑戦。飲食に軸足を置いて、経営していくことからの脱却。それを叶えるための新しい会社″シズる株式会社″。
様々なチャレンジを行う中で、これまで僕たちの選択は圧倒的な、徹底した顧客ファースト。たしかに、僕たちにはコロナ前からするとメディア露出も数え切れないほど増えて、SNSのフォロワー数は10倍にもなり、シェフは街を歩けば声を掛けられる存在にすらなりました。
関西にもお店が増えて、SNSで僕たちのレシピが流通しています。
間接的にも、直接的にも、たくさんの人に料理が届けられるようになりました。
僕らのリアル
今、丸の内o/sioと心斎橋ザ・ニューワールドは、営業停止中です。客足、緊急事態宣言、まん防、政府からの条件。色んなことを加味して、一回立ち止まり、みんなリフレッシュして、これからに向けて英気を養うことにしました。
波があっては、飲食店は生き残ることはできないのです。
良い時は次の仕掛けを準備し、悪い時は何かを変えなければいけません。常に油断することはできません。当たり前のことを、当たり前にすることでは、みんなと一緒になってしまいます。
当たり前以上にやってはじめて価値になるのかしれません。
そのためには、僕たちにできることは何か、今一度見つめ直す時間も必要でした。
やりたいも、やらなきゃいけないも
やりたいことだけでは、飲食店は生き残れません。どんなビジネスも一緒でしょう。
細かいところにこそ、勝ち残るコツみたいなものが残っていて、そこを見つけられるかどうか、だと思います。
サステナブルになっていなければ、結局みんなハッピーではありません。そのためには、やらなきゃいけないことを見つけ出して、一つずつ解決していく必要があります。
走り出した足は止まらない
動き出したお店は、きちんとしたフォームに正して、ペース配分を考えながら走り続ける必要があります。コースからリタイアすることはできないことはないけど、それはいろんな人の期待を裏切ることになるかもしれません。大変な状況でも、何らかのルートを使ってでも、残していくしかないのです。
長く正しいフォームで走るにはインナーマッスルを鍛えなければいけません。
今、休業しているこの期間中にしっかりと全員で見つめ直して、できることを詰めていきたいと思います。
全てが整った時の爆発力は尋常じゃないと思います。まずはそこに向けて走り切ります。