ミスト式水槽、失敗からの復活劇
水草水槽をやっていると、一度は耳にする「ミスト式」
CO2ボンベも不要で、水中で育成するより手間がかからず、注水していきなりレイアウトが楽しめるなんてメリットしかないように聞こえますよね。
ただ、実際試してみるとこれが結構な難易度でした。
思ったほど成長が早くない
イメージしたのはADAのカタログに出てくる岩組とグロッソで構成された草原風レイアウト。
7月の頭に植え付けし、ラップをかけて保湿。
伸びてはいるものの、絨毯には程遠いひょろひょろした状態。
這うのではなく、上へ上へと伸びています。
カビの発生
空気の対流もないので、当然、蒸れます。
成長が滞る中、枯れた部分を中心にカビが発生し、全体に広がってしまいました。
エタノールなどを吹きかけて見ましたが、特に効果なし。
やむなくミスト式を中断し、注水することにしました。
しっかり根付いていないと水を張っても失敗する
グロッソは本来、ランナーを伸ばし這うように増えていきます。最初の小型水槽では難なく絨毯のようにできたので、水上でも問題ないだろうとたかを括っていました。
ところが今回ひょろひょろと間延びしてしまい、しっかり根が張らない状態で注水したので悲惨な事になってしまいました。
結局、このレイアウトは失敗し解体。
しかし、残ったグロッソを半ば諦め気味にソイルの上に放置していたら、驚きの変化があったのです。
そして復活へ
なぜ急に成長しだしたのか。
要因は何だったのか。
それがわからないと次に繋がらないですよね。
最初のミスト式との決定的な違い・・・
それは「光」でした。(続く)