タイで大麻を吸うずんだもん(初体験)
今タイにいるのだ。
タイに来たらやりたかったこと第一位、それは大麻なのだ!
アンダーグラウンドな世界に憧れつつも、法を犯すことには抵抗のある一般的なニートなので、大麻は吸ったことないのだ。
でもタイに来たら別。こんなインキャでも堂々と大麻が吸えるのだ!いくのだー!
まず、いきなり大麻は怖いからTHCグミを買ってみたのだ。
「あれ…。」
何個食べても効き目がないから、ずんだもんは完全に調子に乗ってしまったのだ。
調子に乗ったずんだもんは、早速本物の”草”を手に入れようと、バンコクで1番安いと言われているディスペンサリーに向かったのだ。
怪しい日本人男性(客)に声をかけられ「初めてなら俺が巻いてあげるから一緒に買おうや!」という誘いに断れず7gほど購入。1500円もしなかった記憶なのだ。
「お金がないから」と言われ、その人の分も買わされたのだ。(ん?)
彼のバイクに乗り(今思えばめちゃくちゃ危ないのだ)(俺今月で4回事故った!って言ってたのだ)、なぜかドンキへ向かったのだ。
「やっぱ甘いもんだよね!」などと言ってから1時間弱、店内をフラフラ物色しつづける彼。あかんこいつもうブリブリなのだ。
早いとこ逃げるのだ…と思っていたら急に店内の机でジョイントを巻き出したのだ。ずんだもんの分も巻いてくれているが、正直早くここから抜け出したいのだ…。
30分ほどかけようやく2本巻いて渡してくれたのだ。
そそくさと解散し、ホテルに帰る。
「長かったのだ…。」
大麻の効果で時間感覚がめちゃくちゃになってる人間を見たので、なおさら恐怖心が芽生えているのだ。
ましては大麻を「買う」だけでこんな緊張している奴が吸って、楽しめるものなのだ???
…吸う気になれず、巻いてくれたジョイントは一旦放置したのだ。
大麻のことが頭から離れない。
気になる…けど…怖いのだ…。
初めてにはバッドがつきものだと聞くのだ…。
…
1週間後、意を決してホテル屋上へ向かったのだ。
2リットルの水を抱えて。
明らかに心臓が高鳴っている。不安8と期待2といったところなのだ。
しかしこの心理状態じゃ絶対良くないのだ…。そう思いつつも「今しかない」という謎の使命感に煽られ、火をつけたのだ。
いざ
緊張の一吸い。初めてタバコを吸ったあの時のような、激よわ吸引。
蚊取り線香ぐらいの煙を吐き出したのだ。
咽せる!なんか喉がイガイガする。
よし、このまま30分待つのだ…。
30分経っても効果は現れず…。もう一吸い、もう一吸いと、合計3パフした10分後。
「なんか手と足の先がポカポカするのだ…」
それに気づいた瞬間
「うおーーーーやばいなんか来たやばいやばいやばい」
突然視界がグワッとしたのだ。
なんて説明したらいいか分からないが、とにかく脳がバグるような感覚なのだ。
「落ち着くのだ落ち着くのだ」そう言い聞かせる自分とは裏腹に、心臓のドキドキと不安感がおさまらないのだ。
気持ち悪くもなってきたのだ。
やばい。良くないことが起きていてるのだ。
説明ができないが、とにかく良くないことが起きているのだ……
怖い、助けてくれ〜!
夜の屋上で1人、グルグル徘徊しながらなんとか冷静を保とうとするずんだもん。
完全に不審者なのだ!
口の中が乾いて気持ち悪いので水を飲みまくるが、その水も胃から上にのぼってくるのだ…。
焦って部屋に戻ったのだ。
落ち着こうとスマホを見るが、文字が読めない!脳が処理できない!気持ち悪いのだ!
インスタに出てくる人の顔の”目”がめちゃめちゃ不気味で怖いのだ…。これが「バッド」…。
まじ助けてくれなのだ…。
横になると気持ち悪いので立ったり座ったり、2時間ほどプチ地獄のような時間を過ごしたのだ。
朝日も昇り小鳥のさえずりが聞こえてきた頃、ようやく少し落ち着いて横になれるようになったのだ。
疲れた。早く寝たい…。
気がついたら次の日の昼。
効果は切れているはずなのに、まだ少し気持ち悪いし、スマホも見るのが怖いのだ。
起きたのにまだ悪夢から覚めていないような、サイレントヒルのような不安感がつきまとうのだ。
あの日から1週間ほど、何かべっとりとまとわりつくような、「悪夢から覚めない感覚」と共に過ごしたのだ。
さらに1週間後、ようやく”普段通り”のメンタルに戻ったと感じ、のんびりしていたのも束の間。
突然フラッシュバックのように、あまりにも鮮明にあの時の感覚が蘇る。
呼吸が浅くなり、気持ち悪くなってきたのだ…。
なんだこれいつまで続くんだ〜〜〜〜!
……
…
結局、完全に普段通りの状態に戻ったのは大麻を吸ってから3週間後だったのだ。
こんな奴いるのだ!?
夜風に吹かれながら、ただ普通でいれることの幸せをめちゃめちゃ噛み締めたのだ…。
ご飯がおいしくて、毎日眠れるだけで、幸せなのだ…(泣)
そして、こんなTシャツも買ったのだ。
「大麻はドラッグじゃない!」という大麻loverの声が届かないくらいには、もうこんな経験コリゴリなのだ。
ビビりはビビりらしく身の丈に合った生活をするのだ…。
おわり
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