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オーケストラ音源収録~前編~
みなさま、こんにちは。
バレエ「えんとつ町のプペル」製作総指揮の関 巴瑠花(せき はるか)と申します(作品への想いはこちらから)。
プペルバレエで用いる楽曲の編曲(楽曲制作!編曲 ~前編・後編~)と作曲(楽曲制作!作曲編)を終えて、オーケストラ収録をすることになりました。
オーケストラ収録のリハーサルは公開し、一般のお客様がいる中でのリハーサルとしました。
公開リハーサルとした理由は2つあります。1つは、制作費のため。もう1つは、新しいバレエ音楽が出来上がっていくその過程を皆様に見てほしかったからです。
公開リハーサルには100名ほどのお客様がいらっしゃってくださいました。私の友人も公開リハーサルを見に来てくれて、そのあと私にメッセージをくれました。
「行って数時間で心が安らいだ。カラカラの植木鉢に水かけてもらったみたいな気持ちだった。行けて良かった( ; ; )ありがとうございます」
これには涙ぐんでしまいました。
ちょうどオーケストラの公開リハの数日前に、私がnoteを公開したことで炎上してしまいました。
家族に迷惑をかけ、会社のスタッフを不安にし、生徒たちにまで矛先が向いていた状態で、
「私が挑戦することは、私の周りの大切な人を傷つける行為なのかもしれない」
と思ったりもしていました。
私がこれをやり始めなければ、誰も傷つくことはなかったと。
でも、オケ収録で大事な人たちからこのような感想をもらったことで、「私が挑戦したことによって、誰かの喜びに繋がった」という、この事実がすごく嬉しく、そして救いでした。
あなたは「挑戦してもいいんだよ」と言ってもらったような気持ちで、本当に嬉しかったです。
観に来てくださった他のお客様からも、
「実際に音楽がつくりあげられていく過程を見ることができてとても楽しかった!」
「オーケストラの音楽がこんなに迫力あるものだと知らなかった!」
と興奮した感想をいただき、リハ―サルの終盤には、演奏に自然と拍手が湧きおこったりもしました。
指揮者の冨田さんは、「リハーサルで喜んでくれる人がいるなんて!」と驚かれていました。
その道のプロフェッショナルにとっては、リハーサルとは見せるに値しないものかもしれませんが、それ以外の人にとっては、少なくとも私や私の友人、感想をくださったお客様にとっては、感動の音楽でした。
もちろん本番の音楽はもっともっと感動すると思います。
しかし、冨田さんの指示の出し方や、それに呼応して即座に変化する演奏を生で感じることができたことは、本番では味わえないリハーサルならではの面白さだったと思います。
バレエ「えんとつ町のプペル」
製作総指揮 関 巴瑠花
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