DDMO②
今日はDDMOで必要なドライブの合わせについて。
DDMOは繰り返しになるがドライブでDFを引きつけ、味方にパスを出すことを連続して行うことが強みである。
つまり、連続してドライブができるような合わせ方をする必要があるわけだ。それがいわゆるサークルムーブという考え方になる。
原則は以下の通り。
①ドライブが始まったらボールから離れる。ただし、1人はボールマンの背後に合わせる。
②ポストプレーヤーはボールとは反対側に合わせる。(Xムーブとも言う)
次の図で確認してみよう。
まずは①が右ドライブを仕掛けたとき。
②と③はコーナーで合わせる。④はステイ。
そして、ポストはボールと逆サイドにいるのでステイ。
ここで、注意するのは①のドリブルが止まったら②は①よりも高い位置まで上がってボールを繋がなければならないということだ。この②の動きがドライブに対して背後に合わせることにつながる。
そして、当然①から②のパスがディナイされたら②は即座にバックカットする。
次は①が左ドライブを仕掛けたとき。
④は背後に、②③はコーナーで合わせる。⑤は逆サイドに合わせる。
次に②がウイングからミドルドライブした時。①と③はコーナーで合わせる。④は②の背後に合わせる。⑤はミドルドライブが始まったら円を描くように逆サイドに移動する。
ちなみに、②がベースラインドライブを仕掛けた時は次のように合わせる。
ただ、図のような状況なら②のベースラインドライブは危険だ。なぜなら、スペースが狭いからである。一般的に「1ギャップ」をドライブで抜くことができないので、「2ギャップ」が必要とされる。
図の中でいう赤のラインが1ギャップ、青のラインが2ギャップとなっている。
この2ギャップを作るのがDDMOを機能させるのにとても重要だ。スペーシングというのはDDMOにおいては、2ギャップを作りドライブするスペースを作り出すことをいう。
今日はここまで。
次回はポストの活用の仕方について記述する。