リーダーが勝手に教えてしまっていること
こんばんは。かえもんです。
今日のテーマは
「リーダーが無意識に教えていること」
についてです。
先生であれ、コーチであれ、何かのリーダーである人は知っておくべきことです。
それは、「リーダーの振る舞いなどから読み取れる無言のメッセージは組織に大きな影響を与える」ということです。
教育界ではヒドゥンカリキュラム(隠れたカリキュラム)と言われています。
ここでは先生の例を挙げて説明します。
例えば、先生がだらしない服装でいつも生徒に接していたとします。すると、生徒は「だらしない格好をしても良いんだ。」と知らず知らずのうちに考えるようになります。
そして、服装が乱れ始めると先生に注意されます。
「シャツはしまいなさい。」とか「制服を着崩すな!」とか。生徒からしたら「え?なんで?先生もやってるじゃん。」となります。
こういうことがヒドゥンカリキュラムです。
もうひとつ例を挙げます。
例えば、授業内容の区切りの悪いところでチャイムが鳴ってしまった。だから、少し延長して授業を続けたとします。
こういう行動を繰り返していると「時間は守らなくても良い」ということを生徒は理解するようになってしまいます。
どちらの例も先生は一言も生徒に教えていません。
しかし、生徒は先生の行動から何かを学んでしまうのです。
それが、良いことであれば最高ですが、もし悪いことを学んでしまったら大変です。
まず、このことから言えるのは「リーダーの振る舞いが組織全体に与える影響は計り知れない」ということです。
では、間違った行動や考えを生徒のうちに知らず知らずのうちに植え付けてしまうリーダーにならないためにできることは何でしょうか。
究極的にまずは、「リーダーのもつ影響力をきちんと理解しておくこと」が必要です。
そのためにできることは色々とあります。
例えば
・あいさつは自分からする。
・いつも笑顔で接する。
・ミスをしてしまったら謝る。
・約束を守る。
などです。
個人的には「約束を守る」というのが、かなり大事だと思っています。
なぜなら、もし「約束を守らないても良い」ということを教えてしまったら、誰も信じることができない組織になってしまうからです。
ここら辺の話は信頼関係作りとも関連してきます。
リーダーはまず自分自身が大きな影響を与え得る存在だということを自覚することが大切だと思います。そして、間違っても「影響を与えられる=権力がある」と捉えてはいけません。
そうなってしまったら、ただの傲慢な凡人と化してしまいますから。
責任を感じながら、接していきたいものです。
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