練習メニューの作り方
こんばんは。かえもんです。
全道大会終わりましたー!
レベルが高い!DFの強度が高い!個の能力が高い!とにかく「これが全道か」と思い知らされました。なかなか道のりは果てしないですね。笑
さて、そんなこんなで大会も終わり、また自分のチームの練習が本格化し始めました。このことを受けて今日は「練習の組み立て方」についてまとめようと思います。
練習メニューをどうするか。これはコーチは深く考えないといけない問題です。
どんなドリルをするか。どんな順番でやるか。
そんなことを考え出すと夜も眠れません。
さらに、そのコーチがバスケ未経験なら尚更です。
では、どんな練習をすれば良いか。
結論は
「課題を見つけ、修正し成果につながる練習」
です。
課題とは、「チームの問題」で
成果とは、「試合での結果やプレー」とします。
以下で詳しく説明します。
ちなみに想定しているのは公立中学の部活です。
部活をもっていれば分かりますが、部活の練習時間ってめちゃくちゃ短いです。週に3回2時間ずつなんてことも時々あります。
このように限られた時間のなかで、対面パスやスリーメンなどの練習を繰り返しているだけではなかなか試合で結果を残すことはできません。
その理由は2つあります。
1つ。「スリーメンがそのチームの抱えている課題に沿っていない場合があるから」
スリーメンの目的としてよく挙げられるのが「パスの精度」や「脚力」「ゴール下のシュート精度」を高めることなどです。
しかし、自分のチームが上記以外の部分で問題を抱えているのにスリーメンをするのは非効率的です。
例えば、「オフェンスのスペーシング」が悪いのに「スリーメン」をしても意味がないということです。
2つ。
「試合で起こり得ない状況になっているから」
スリーメンはいわゆる3線速攻の練習です。
しかし、このスリーメンと同じ状況が試合で何度起こるでしょうか。さらに、トランジッションのシステムは3つのレーンを使ってパスで運ぶものになっているのか。このような疑問が出てきます。もし、ガードがドリブルプッシュで運ぶというシステムを選択しているのなら、プッシュドリブルやドリブルからのウインクエントリーなどを練習した方が試合に近い練習になります。
このように、チームの抱えている課題をきちんと認識していないと時間を無駄にしてしまうことがよくあります。
では、課題をどうやって見つけるのか。
それは、試合をすることです。練習試合や紅白戦でも構いませんが、試合をすることで見えてくるものがあります。この時の見る観点として「ターンオーバーにつながるかどうか」を設定すると良いでしょう。
例えば、うちのチームでは先週、練習試合をしました。その中では、ボールをもらったときにゴールに背を向けてしまい、ターンオーバーに繋がってしまう場面が幾度も見られました。そこで、今の練習では、ボールをもらったときの止まり方や視線の移し方を意識して練習しています。
今後、試合をしてその部分がどれだけできるようになっているかを確認して、新たな課題を見つける。そして、それを修正していく。
このように、試合から何が足りていないかを見定めて、練習を組んでいくと効率よくチームの能力を高めることができるはずです。
ちなみに、私はスリーメンが良くないとは思っていません。ただ、何のためにやるのか、その目的が課題と合致しているかを良く確認する必要があるということです。
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