
オフェンスの本質
こんにちは。かえもんです。
今日は「バスケのオフェンスの本質」についてまとめます。
バスケのオフェンスと検索すると本当に多くの戦術が出てきます。それらの目的は全て「シュートを決めること」です。
さらに言葉を加えるならば、「確率の高いシュートを決めるため」となります。
確率の高いシュートとは、
「ゴール下のシュート(リングまでの距離が近い)」
「フリーのシュート(DFのプレッシャーを受けない)」
のことをさします。
世の中には様々なオフェンスがありますが、それらは全て上の「確率の高いシュート」を打つための動きなのです。
では、「確率の高いシュート」を打つためにはどうすればいいか。確率の高いシュートを打つチャンスを作る方法が3つあります。
①ギャップを広げる
②クローズアウトをDFにさせる
③ミスマッチを作る
①ギャップを広げる
ギャップとはオフェンスにおける味方同士の距離のことです。ギャップが広ければ、広いほど1on1が仕掛けやすくなり、簡単なシュートが打てるようになります。下のツイートはこのことを詳しく説明しているので、是非参考にしてみてください。
【状況判断の種を作る!】
— 廣畑ともや@T's Factory🏀個人スキルコーチ (@tomo8n) September 7, 2021
U12,15のチームで今は人と人との距離の認識をメインで練習している。
10ポイントのポジショニングから
人の距離をGapといい
隣に人がいれば1Gap = Passの距離
2つ先に人がいれば2Gap = Driveを仕掛ける距離
まずこの距離の認識を行うことが後の色んな判断の種を生む! pic.twitter.com/UMdxUi48LK
②クローズアウトをDFにさせる
クローズアウトとはDFが自分のマークマンに向かって急いで近づくこと。このシチュエーションになれば、1on1を有利に仕掛けることができます。
なぜなら、DFはマークマンに向かって移動したあと、ドライブに対応するために切り替えして対応しなければならないからです。
このクローズアウトをどうやって作るかも非常に大事です。ここでクローズアウトについて書き出すと、それだけでひとつの記事になるのでまたの機会に。
③ミスマッチを作る
ミスマッチとは様々な能力についてオフェンスの方が有利になるマッチアップのことです。例えば、180㎝のOFプレーヤーと140㎝のDFプレーヤーがマッチアップしたとすると圧倒的な体格差があります。その体格差を活かしてゴール下を攻めれば、高確率でシュートを打つことができるでしょう。
また、ミスマッチには「サイズ(体格)」だけでなく、「スピード」のミスマッチもあります。さらには、単純な能力差のミスマッチもあります。ミニバス出身の選手と初心者とのマッチアップなどがその例です。
これら3つの状況をまとめてアドバンテージと言います。バスケのオフェンスの本質は「アドバンテージを作ること」と表現できます。
アドバンテージを作るために様々な戦術が存在するのです。だから、オフェンスをする上で大切なことはオフェンスシステムを形通りやることではなく、相手の状況に応じてアドバンテージを創りだすことです。
この部分を理解した上でバスケのオフェンスシステムを勉強するとより理解が深まるはずです。あとは、アドバンテージをどう作っているのかということに気をつけながら、バスケの試合を観てみるのも良いかもしれません。では!