見出し画像

人の話を鵜呑みにしない


おはようございます。かえもんです。

今日は「人の話を聞くときに気をつけるべきこと」について書きます。

昨日、中体連が終わった後、男バスも試合があったので会場に向かいました。女子の解散が少し遅れてしまったのと道がかなり混んでいたこともあり、試合には間に合わなかったのですが、とりあえず会場までは行きました。

そこで以前大変お世話になった、とある先生に久しぶりにお会いしました。その先生はすでに管理職になっていてバスケを教えているわけでは無いのですが、自分のチームが戦っているので見にきたとのことでした。

その先生と一緒に試合を見ながら、バスケのいろいろな話を聞かせてもらいました。

そして、私が帰るときに色々とバスケのことについて教えてもらったことに感謝を伝えにいくと、その先生はこうおっしゃいました。

「大事なことはもうひとつある。それは、俺の話を鵜呑みにしないこと。色々と自分の知らないことを人から聞いたときは、とりあえずやってみようと思って何でも試す人がいる。それは間違いではないが、自分の頭で一度考えてからやるのでも遅くはない。
まぁ、つまり少し時間を置いて自分の中で整理がついてからやってみればいい。
情報の取捨選択について自分で考える習慣はつけておかないとダメだぞ。」

バスケだけでなく今の時代は殆どの情報がすぐに手に入ります。例えば、バスケなら最新のオフェンスシステム、1on1スキルなど。ネットで検索したらすぐに出てきます。また、ベテランの先生の考えは示唆に富むものも多く大変勉強になります。

しかし、その情報が自分のチームやニーズに合致しているかは自分自身で考えなければ分かりません。

センターを生かす最新のセットオフェンスをセンターのいない小さなチームでしてしまっては意味がありません。どの情報を自分のチームの選手に伝えるのかを決めるのはコーチの役割のひとつです。

この「自分の頭で考える」という習慣は何度も繰り返さないと精度が上がらないものです。

そして、最初の方は情報の取捨選択を間違えてしまうこともあるかもしれません。しかし、間違った選択でも選択をしないよりはマシだと思います。

次々と出てくる情報に振り回されて、片っ端から実践していくことは考えることの放棄に等しいし、コーチの役割を果たせていません。


今のチームにできること、必要なこと。
それを情報の海からさらいあげなければ、情報にただ溺れているだけ、ということです。

そのためにできることは
「時間を置くこと」です。
すぐに決断することも大切ですが、熟慮することも大切です。

自分のなかで整理がつくまでは何度も何度も考える必要がある、ということをその先生から学びました。


いいなと思ったら応援しよう!