今日の5on5(焦ると大体うまく行かない)
テスト休みが終わり、久しぶりの練習試合。
結果は、15点差負けでした。
3Q終了時点で3点差で勝っていたものの、4Qに大逆転をくらい敗北。
しかし、得るものはとても大きいと感じました。
バスケをしているとこういうゲームや展開は必ずあります。
なぜか急に流れが悪くなる。相手のシュートがどんどん決まる。
焦る気持ちとは裏腹にどんどん広がる点差。
そういう経験を練習試合ですることができたのはチームにとってはとても大きな経験となるはずです。なぜなら、公式戦でこれをされたら、とても悔しい負けになってしまうから。そういう意味で良い経験をすることができました。
さて、コーチとして考えることは
「なぜこういう逆転されるゲームになってしまったか」
です。
原因は色々とありますが、いくつかに絞って書き出してみます。
①焦る気持ちは色々と見えなくする
流れが悪くなったときに、コートに立っている選手はみな焦ります。
焦ると色々なものが見えなくなります。
ノーマークの味方が見えなくて、DFが集まっているところにドライブしてターンオーバー。
マークマンが見えなくて、ボールウォッチャーになってしまって、オフェンスリバウンドを取られる。簡単なレイアップをやられる。
パスカットを狙って、ノーマークでドライブされる。
ヘルプに出るのが、一歩遅れてファールをしてしまう。
要するに、いつもならできているプレーが焦るとできなくなってしまう。
こればっかりは経験がものを言うと私は思います。
そして、日頃の練習に取り組む意識がこういうところに出ます。
そう考えると「日頃の練習の意識がまだまだ低いんだな」ということですね。まだまだ鍛えがいがあります。
②リバウンドの入り方
流れが悪いときはたいてい相手のオフェンスが成功しているときです。そして、中学バスケなら成功しているオフェンスとはたいてい速攻が出ている状況です。
そして、速攻が出されているということはオフェンスリバウンドの入り方がよくないということです。
うちはオフェンスリバウンドはマークマンのミドル側から入る「タグアップ」という方法を採用していますが、この部分が徹底できなかった。
ハイポストに向かってリバウンドに飛び込むということをもっと徹底させたいです。
さらに、オフェンスリバウンドを取ったあとのスペーシングも狭かったです。全員3pの外に出てオフェンスを仕切り直すなどのルールを作っておくべきです。
ということで、オフェンスリバウンドの練習は来週の必須練習になりそうです。
また、タグアップしても相手のほうが能力やサイズで勝っていて、リバウンドで勝てそうにないときは、セーフティで下がらせるなどの工夫もできるはずです。
③相手のエントリーを崩せなかった
相手はハイポストからのオフェンスが主体のチームでした。
なら、ハイポストに簡単に入れさせないようなディフェンスをするべきでした。
ハイポストはDFからすると守りづらいポジションですが、フルフロントで裏パスにだけパスコースを限定したり、バンプして簡単にフラッシュさせないなどの工夫が必要です。
ここも来週で修正できる部分かな。
今回の試合はセカンドユニットに経験を沢山積ませることができたので良かったです。しかし、負けは悔しい。次は絶対勝つぞ。