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あなたは何に価値を見出すか


こんばんは。かえもんです。

いよいよ最後の大会まで残り1日となりました。
そんな中、アシスタントコーチと職員室で次のことが話題になりました。

「接戦になったとき、控えの3年生を出すか?」

さて、皆さんならどうするでしょうか。

ヘトヘトのベストメンバーで戦い抜けば勝つかもしれないが、負けてしまうかもしれない。
負ければ、控えの3年生は最後の大会を試合に出ずに終わる。

逆に、控えのメンバーも出して戦えば負けるリスクが伴う。しかし、チーム全体としてバスケを楽しめた!と感じる選手はいるかもしれない。

めちゃくちゃ悩みます。というか、現在進行形で悩んでいます。

でも、この問題ってコーチがどこに価値を見出すか次第で答えが変わってくるものだと思うんです。

「勝利」に価値を置く人はベストメンバーで戦えば良いはずです。
「バスケの楽しさ」に価値を置く人は全員を使うかもしれません。

では、私の場合は何かというと
「選手の成長」
です。

一応、学校の先生なので。

3年間一生懸命やってきて、最後の大会もベンチで応援して終わり、という部活生活にどれほどの成長があるのか。

私はその部分に少し疑問があります。
だから、おそらく全員使うつもりです。

部活における成長は色々あると思いますが、最も本質的なものは
「一生懸命に取り組み、その成果が出る」ことだと考えています。

もちろん、部活を通して挨拶ができるようになったとかだらしない部分が治ったという成長もあります。

でも、その根底には部活に対する真摯な姿勢が横たわっている気がするのです。そして、その姿勢が目に見える形になったとき、選手は自信をもって「成長できた」「やっていて良かった」と思えるはずです。

私は、出来る限り多くの人にそのように思える機会を作ってあげたい、と考えています。
それが今の選手にできること。

選手が成果をあげて成長していく。
そういう集団を作ることができれば、指導者としてこれ以上ない幸せを感じることができます。

あと1日。最後までやりぬく。

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