世の中には知らない方がいいことがある。
世の中には知らない方がいいこともある。
これは、脅し文句や警鐘ではありません。むしろ前向きな考え方です。
そこには、
「常識を知らないからこそ不可能を可能にする可能性がある」という意味が込められています。
これはとある研究者の言葉です。
今、世界で猛威を奮っているコロナウイルス。それに対抗するワクチンの開発に大きな影響を与えたのが、タリン・カリコ博士です。
カリコ博士の研究は長らく日の目を見ることがありませんでした。しかし、このコロナ禍を乗り越えるときに大きな注目を得たのです。
(詳細は以下のリンク参照)
https://news.yahoo.co.jp › yamadajun「mRNAワクチン」で人類を救ったカタリン・カリコ博士の物語
私たちは、しばしば多くのことを知りすぎるあまり、現実や常識に縛られてしまいます。
「女子の初心者だけで勝つのは無理だよ」
これは、私がいつもお世話になっている指導者からかけられた言葉です。この言葉に縛られてしまっていては「初心者だけでは勝てない」という「常識」に縛られてしまいます。
しかし、カリコ博士の言葉を知った今、あえて無知を装うことが大切なのではないかと思うようになりました。今、目の前に一生懸命プレーする選手がいます。決して上手ではありません。しかし、彼女らに上手になってもらい、そして勝ってもらうこと。それが可能であると信じることがまず大切なのだと気づかされました。
無知を装いつつ、努力を重ねる。
まだできることはたくさんあります。