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他の人と保育観が合わないと感じたとき


複数担任で保育をしていくと、どうしてもこの人と保育観が合わないという場面がでてくる。

例えば、ごはんの時間。
2歳児クラス。
子ども4~5人で保育者とゆったりごはんを食べたいA先生。
子ども8人くらいを保育者一人で見て、休憩をガンガンと回したいB先生。
ごはんを食べる時間を少し遅くして、時間差をつけていきたいC先生。
どの先生も、それぞれの思いがあり、それぞれごはんに対するやり方がある。

そして、それは間違っていることではない。
一方で、困ってしまうのは子どもたちだ。
先生によって、異なる対応であれば、リズムが異なり戸惑ってしまう。
どうすればいいだろうか。

一つに、三人の先生の思いを互いに伝え合うことが必要だろう。
自分の思いを他の先生もわかっている、とは限らない。
むしろ、なんでこの先生はこんなことをしているのか。と思ってしまうことのほうが多いのではないだろうか。
だから、互いに話し、思いを共有する必要がある。
こうすることで、他の先生の保育の理解ができるようになる。

そのうえで、お互いに保育をすりあわせていく。

ゆったりごはんを食べたい思いを大切にするために、少人数で食べるグループをつくる。
休憩を回したい思いを尊重するために、休憩のタイミングや食事の位置を工夫してみる。
時間差をつけていきたい思いを行動にするため、遊びの時間とお着替えの時間を工夫してみる。
こうして、お互いがお互いに歩み寄ることにより、大切なことが保育へとつながっていく。

こうして、私たちは保育を作っていきたいなと思う。

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