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保育の引き出しは子どもたちの中にある

保育士をしている中で、「引き出しを増やしたい」「あの人はポケットがたくさんある」なんて言葉をきいたことがある。

これは、保育活動のバリエーションとでも言えばいいのだろうか。
例えば、パネルシアターや手遊び、歌や楽器に身体を使ったあそびなんかが自分でできるかどうか、展開できるかどうかを「引き出し」や「ポケット」と言ったりする。

さて、経験を重ねれば重ねるほどにこの「引き出し」は増えていく。
だんだんとできることが増えてくる。
じゃあ、経験の少ない新人さんは「引き出し」が少ないから、良い保育ができないんだろうか。

そんなことはない。

以前、研修に来ていた先生が、こんなことを言っていた。
「保育の引き出しは、子どもたちの中にあるのですよ」

大切なのは、子どもの姿から楽しいことをしていくこと。

どんぐりを拾うことが盛り上がっているなら、そこから紙粘土でどんぐりケーキをつくってみたり。
おばけが盛り上がっていたら、お面を一緒につくってみたり。
身体を動かすことが楽しければ、思いっきり動かせる体操をやってみたり。

そうやって、子どもたちの姿から保育を作っていく。

そうやって、「保育の引き出し」を作っていく。

そしたら、もっともっと保育が楽しくなるんじゃないかな。

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