[#005] 産院の決め方
私が通った近所の診療所は出産までは面倒みませんよ〜というところ。
だから10週あたりから近所の病院を調べ始め、12週に決定しました。
■検討項目
上から私の必須項目
☑︎セミオープン 制度に対応しているか
妊婦検診を行っていた診療所では出産ができなかったのですが、気に入っていたので、出産だけ対応してくれる病院を探しました。
セミオープンシステムとは、妊婦健診をたとえば9ヶ月位まで診療所で
診療所の医師が行い、その後は提携病院へ患者を送るものを言うこととし
た。すなわち、診療所の医師は原則として分娩に立ち会わず、その後の妊
婦健診と分娩は病院の医師の責任で行われることを患者が了解している場
合である。
☑︎個室か
小さい音や光に敏感なので個室は必須項目にしてました。口コミでも、大部屋で自分の子供が泣いたときに申し訳ない気持ちになったなど読んでいたので、優先順位高め。ママ友ができるという利点もあるようです。
☑︎NICUがあるか
母方の家系の女性が代々、心臓が悪いため念のため。無いところでも転院対応してくれるらしいです。
NICUとはNeonatal Intensive Care Unitの略で、新生児集中治療室の事をいいます。
☑︎家族は泊まれるか
夫の仕事が忙しく、また産後も一度病院で学んだことを家で教えることが喧嘩の原因になりそうなので、一度に一緒に学びたいなと思ったため。
☑︎綺麗か
清潔感があった方が良いなー程度です。
☑︎料理が美味しそうか
産後の料理は大切だと先輩ママに聞いたため。
☑︎内科があるか
元々胃腸が弱いのと、妊娠中に胃酸が激しかったために。
☑︎家からの距離とアクセス
通院する際に乗り換えは嫌だなと思ったため。
☑︎母子同室か
同室にするかを自由に選べて、寝たい時は寝れるのがよかったです。
☑︎母乳推奨か
こちらも「絶対母乳」のところを選ぶと辛くて泣くと口コミを読んで、そこまでこだわりがなかったため、無理強いされないところを探しました。
☑︎面会時間
10時から面会できるところや、14時以降からしかできないところなど。
☑︎待ち時間は長いか
口コミを確認して、予約制か長いかなど確認
☑️費用
正直あまり病院によって違いを感じませんでした。大体90万前後
■結果として
◎ 正解 / ○ まあよかったかな / △ まあ必要なかったかな / × 必要なかった
◎ 個室か
個室にして正解。トイレもシャワーも近くて、陣痛中も好きな体制で好きに過ごせる。産後もボロボロの見た目を気にせず済む。
◯ NICUがあるか
産後すぐは鼻で呼吸が上手くできていないようでしたが、分娩室での処理で回復し、NICUに入ることはありませんでした。色んな科の先生が集まってくれるという点では、大学病院の利点でした。
× 家族は泊まれるか
コロナで泊まれず。また病院ではおむつ替えやお風呂の入れ方、かんちょうの仕方は教えてくれるものの、その他はあまり教えてくれませんでした。(もちろん聞けば教えてくれます。)
私の最初の質問「おむつは何ゴミですか?」「お尻は前から拭きますか?後ろからですか?」
え、常識なのかな?
(答えは「燃えるゴミ」「前から(女の子の場合)」)
◯ 綺麗か
基本清潔で、毎日清掃の方が2人体制できてくださいました。
◯ 料理が美味しそうか
確かに産後の料理は気分が上がる。口コミの写真はかなりの量で「こんなに食べれるのかな?」と思っていましたがペロリ。ただ産後2日間は貧血が酷かったので食欲もなく味覚もおかしく、3日目あたりから美味しくて感動したのを覚えてます。
× 内科があるか
臨月には胃腸が回復していたので特に必要ありませんでした。でも薬は出してもらいました。夜中申請しても朝に先生が来てから許可。昼から飲めるという感じだったのは大学病院だから?
◎ 家からの距離とアクセス
先輩ママや診療所の助産師さんからはあまり気にしなくて良いと言われていましたが、結論として近くてとてもよかったです。徒歩20分ちょい、タクシーで10分。何より入院中に何度も夫に荷物を運んでもらったり、促進剤のサインのために来てもらったりと往復してもらったので助かりました。コロナ禍だから特にだったかもしれないです。一緒に入院できてたら関係ないので。ちなみに産後二日間くらいは貧血で歩けなかったので、病院の別の階のコンビニすら行けず、夫に持ってきてもらっていました。
◎ 母子同室か
選べたのがかなりよかったです。また、病院によっては夜に預けられるけど有料なんてところもあるらしいです。私の場合は産後数日は夜預けていました。とにかく休みたくて。でも一度は入院中に経験せねばと最後の二日間くらいは夜一緒に過ごしました。まあ、選べると言えど担当の助手さんによって「一緒に過ごしたら?」感を出してくる人もいます笑
◎ 母乳推奨か
出るなら母乳で。くらいだったので、強要されずにとても楽に挑戦できました。不思議ですよね。産んだ次の日に急に母乳が出ます。
× 面会時間
コロナのため面会できず。荷物を届けにきた夫とガラス越し娘を合わせてホロリ。ドラマかよ。
◎ 待ち時間は長いか
重要という意味の◎です。大学病院は待ち時間を覚悟せねばです。私のところは2時間は当たり前。酷くて5時間です。
△ 費用
予算に娘の心臓検査の費用など含めて、まあまあかなりの金額になりました。助成金があると言っても、都内の病院はどこも高いです。
区の制度でママの口座に振り込まれる助成金などもあるみたいなので、事前に血眼で探しました。また、これらの申請がかなり面倒。入院前にしっかり夫に叩き込んで置くこと必須です。
■近所の診療所と大学病院の違い
私が個人的に感じた違いをメモしておきます。
以下、診療所→[診] 大学病院→[大]
●待ち時間
[診]最短で三十分、最長で2時間待ち。遅れたらすごい謝られる。
[大]短くて2時間、長くて5時間。それが普通だから外来の先生は普通。謝ってくれたら良い人。
●担当医
[診]比較的いつも同じ先生にできる。同じ曜日と時間にすれば
[大]毎回違う先生。
●診察時間
[診]30分以上
[大]診察は15分弱
●エコー
[診]4D 妊娠中はとにかくエコーが楽しみだと言ったら、エコーだけ撮りに来る人もいるよ。有料だけど今度撮りにきたら?と言ってくれた。
[大]3D スピードは速い。説明が専門的。わかりにくいとも言う。
大学病院が高性能とは限らない
●消毒対策
[診]到着時の入り口の消毒+診察前に助産師さんがシュッとかけてくれる
[大]到着時の入り口の消毒 総合病院なので赤ちゃんから老人まで人が多い
●第一印象
[診]細かく設備の使い方なども親切に教えてくれる。
[大]説明が少なくて、こなされてる感。やるせない気持ちになる。
そりゃ対応している患者数が違う。でも、はじめての診察で測定するのを知らずに待っていたら、母子手帳に付箋「次回から気をつけて」。2時間待ってそれ言われたら落ち込む。
ちなみに後日5時間待った日に、診察で入院について質問しようとしたら
「助産師相談は待ち時間にして」と質問することすら許されなかった。さらにはその診察の時点で相談室も会計も営業終了してた。更には更には、次回は助産師外来だから時間通りに来てね。って。いつも来てるよって怒って帰ったことを覚えている。
もちろん、その日の担当者がはずれなだけだったし、その担当者も入院中に会ったら教授にヘコヘコしてて皆大変なんだなとしみじみした。
ちなみにちなみに、入院病棟の先生や助産師さんは驚くほど印象がいい。
ここまで長々と書きましたが、結局、、、
病院がどうとかでなく、どの先生に当たるか。
運ですね。。
■他の検討項目
●臍帯血バンクができるか
→これでかなり絞られるらしいです。
臍帯血バンクとは
本人や家族の病気の治療のために、現在はまだ医療技術としては確立されていない再生医療などに将来利用する場合に備えて、委託契約を結び、保管費用を支払うことにより、臍帯血を保存してもらう
●無痛分娩できるか
→私は「人生1度は経験してみるか。」と無痛は希望せず。次は無痛がいいです笑。友人は無痛分娩予定でしたがその前に生まれちゃったらしいです。そんな予想不可能なことばっかりです。
●LDRがあるか
→私は初め希望していたのですが費用が高くて断念。でも結局、部屋から直接分娩室に車椅子で移動したので関係ありませんでした。
●産後の診察に対応しているか
→産後の母乳外来や娘の検診は、近所の診療所・大学病院の両方対応しておらず予想外でしたが、幸いにも近くにとてもいい個人の病院を見つけたので問題ありませんでした。(1ヶ月検診などは大学病院で対応しています。)