[#016] 産後うつは予防できる!?
こんにちは。久しぶりに記事を書きます。そして内容は「産後うつ」について。少し重くなりそうな話題ですが、できるだけ、ポップにお話したいと思っています。ぜひ最後までご覧ください。
自分は「産後うつ」になると思っていた。
私は2019年の夏に自律神経失調症と診断されていました。それ以外にも人より些細なことを気にして憂鬱になる性格なのはわかっていたので、出産前から「産後うつ」と言う単語は、頭の中を右往左往してました。
さらに、コロナの話題も出産(2021年1月)に近づくにつれて大きくなり、夕方のワイドショーではコロナ渦での産後うつで苦しむ人のインタビューなんかも紹介されていた。
(私はこういうニュースなんかでも感情移入をして落ち込むタイプです、、、)
でも、結果:産後うつにならなかった。
産後10ヶ月経って、なぜならなかったのかな?たまたまかな?と思い返してみると、意外とそれはなるべくしてなっていたんだなと思えたので、記録しておきます。
産後うつになる率=1人で赤ちゃんに対峙する時間
私の持論ですが、これが全てな気がします。対峙というと少し物々しいですが、「未知のふにゃふにゃした生物を生かす、常にハラハラの状態」が出産直後は特に続きます。
1人目の場合は、その対応に緊張の糸をぴーんと張ってしまうし(意図せずとも)、2人目以降はお姉ちゃんやお兄ちゃんの様子を伺いながら、面倒もみながらと考えると白目になりますね。
私の場合
1人で娘を見た時間は生後1ヶ月間のみです。さらに夫は在宅勤務だったため、繁忙期だったとはいえ、家にはいました。いざ腹痛が襲っても、サッと娘を頼める距離にはいたわけです。
また、「私たちには両親に助けを求めるという選択肢は無い」と妊娠中に話をしていたので、「夫婦でなんとかする!」という共通認識がありました。
さらに予期していなかった朗報、夫が育休6ヶ月。これは流石に驚きましたが、本当にありがたかったです。
また、どうしても私が娘と2人きりになる日は、お散歩したり近くのカフェでおんぶしながら仕事をしたり、コロナが少し落ち着いた時は友達と少し会ったり。
「私が面倒を見なきゃいけない!」という状況をなるべく減らすようにしています。
私が考える予防法
じゃあ、誰もが私のような好条件に恵まれるかというとそういうことでも無いと思います。でも、少しでも防ぐ方法はあるなと思います。
それは誰かに頼ること。
●方法1:夫に頼る
なかなか男性って、自分がお父さんになることが想像できないし、ママの体の辛さとか分からないですよね、、、私は夫にまずわかってもらわないと、、、と考えて夫用のノートを作ってました。笑。
(私はノートだけきちんとまとめて、テストで点数取れないタイプです。)
中身は簡単に
・入院中にしてほしいこと(ベビーベッドを組み立てる、掃除機かけるなど)
・産後の資料提出
・産後のホルモンバランスの乱れによる感情の起伏(ひどいことを言うかも)
・赤ちゃんの成長過程(なぜ泣くか、肌が荒れやすい時期)
・マタニティーブルーとは、産後うつとは(頑張れと言っちゃダメ)
・産後の毎日タスクの分担
・産後私がされたら嬉しいであろうイベント(海鮮丼たべたい・肩揉みして欲しい)
・陣痛が来た時の対処法(連絡先・病院情報)
などなど、、、
つまり、見える化(言語化)しておきました。
「そんな面倒なこと、、、」と思われそうですが、産前産後が繁忙期に重なっている夫はたまひよなんて熟読する時間もなく、自分の体にはなんら変化もないので実感できないんですよね、、、。むしろこれだけで何か行動してくれる、理解してくれるなら万々歳です。
「察してよ」は一番難しい依頼で誰も得しません。笑
男性はお仕事を振るように、依頼書をきちんと作成すれば実行してくれる気がします。笑
●方法2:家族に頼る
近くに家族が住んでいる場合は有効な手段ですよね。もし実際に会えなくても電話でたわいもない話をするだけで心が休まります。方法1の夫が体力的なサポートとすると、親(特に母親)は精神的なサポートなのかな?と思います。想像ですが、、もちろん母親に赤ちゃんの面倒を見てもらっている間に自分は寝る。なんてのも良いと思います。
●方法3:友人に頼る
私の場合は周りに同じ頃に出産した友人が何人かいました。なので、妊娠中から体の変化について共感したり、産後は「数ヶ月後にはこうなるのか〜」とヒントにさせてもらったり。会えるのが数時間だったとしてもとても安心します。
でも注意すべきは、お互いの育児環境を比べないこと。
「旦那さんが助けてくれてるんだ〜いいな〜」
「〇〇ちゃんはよく寝るんだ、いいな。うちの子は寝ないのに」とか
くらべ始めたらキリがありません。笑。
先日、インスタで#生後10ヶ月のハッシュタグ検索をしてみました。我が子のようにぷっくりしてる子もいればほっそりしてる子もいる。髪を結んでる子もいれば、もう歩きそうな子もいる。大きいお庭で遊んでいる子もいれば新しいおもちゃで遊んでいる子、お洒落な洋服を着てる子。本当にみんな全然違います!
自分の環境に何かしらの不満や不安がある時は、何かと比較して落ち込んでしまいますよね。
それだけ気をつければ、とても良い心のオアシスになります!
●方法4:制度に頼る
調べてみると色々ありますよね。でも産後の忙しい時や体力がない時はそんなことに意識も向きません。なので、出産前に調べておくと安心材料になります。
私は夫が育休を取れると思っていませんでした。(出産後に急遽申請して、取れることになりました。)なので、事前に区で紹介されている、産後ケアの施設に事前登録して入る気満々でした。
その施設は、産院を退院したあとすぐ1週間に入れたり、一回家に帰った後でも、辛い時に子供と一緒に泊めてくれるケア施設です。
他にも家の周りの児童館は無料開放してるし、電話で育児の悩みを聞いてくれるところもあります。
実は、妊娠前はこのような施設を少し毛嫌いしている部分がありました。そのような制度に頼る=弱い人間のような気がして。でも実際はそんなことありません。頼みの綱です。他人だからこそ気を許せる時もありますよね。
もうすぐお産される方はぜひぜひ、調べてほしいです。(申請から使用まで数ヶ月かかる。なんて落とし穴もありますのでご注意を!)実際は使用しなくてもいいんです。「助けてくれる場所がある」と思えるだけで救われるので、おすすめします。
最後に
長々と書きましたが、私も全く落ち込まなかったわけではありません。産後は特に気持ちがグラングランです。娘を抱っこして泣きながら散歩したこともあります笑。
でも今こうして育児を楽しめているのは「1人じゃない」と思えているからだと思います。そして何事も予防策を考えておくことは損じゃないです。
また、最後になりましたが、この記事の内容はあくまで私の場合です。なので正解ではありません。たまたま私に合っていたというだけだと思います。なので皆さんも自分らしい予防策や対策で育児を楽しんでいただけたらなと思っております。