SDGsへ向けた大学の取り組み6選!持続可能な社会へ向けて学生たちができることとは?
最近、SDGs(持続可能な社会)を意識することが増えた気がします('ω')!
できるだけ節水・節電をしたりマイバッグを持ち歩いたり、食品ロスを出さないようにしたりと・・・簡単なものですが
SDGsな取り組みは世界にはもちろん、自分にとっても節約できたりと大きなメリットを感じられますよね!
このように2015年の国連サミットで『SDGs』が採択されて以降、個人の意識が高まり、企業や大学においてもSDGs達成へ向けた活動が広がっています。
そこで今回は日本の大学が行うSDGsへの取り組みや、大学生ができる持続可能な社会へ向けた取り組みをご紹介します🌍✨
SDGs|持続可能な17の開発目標
貧困をなくそう
飢餓をゼロに
すべての人に健康と福祉を
質の高い教育をみんなに
ジェンダー平等を実現しよう
安全な水とトイレを世界中に
エネルギーをみんなに そしてクリーンに
働きがいも経済成長も
産業と技術革新の基盤をつくろう
人や国の不平等をなくそう
住み続けられるまちづくりを
つくる責任 つかう責任
気候変動に具体的な対策を
海の豊かさを守ろう
陸の豊かさも守ろう
平和と公正をすべての人に
パートナーシップで目標を達成しよう
SDGsは、上記17の目標に紐づいた169の具体的なターゲットで構成されています。
持続可能な社会への達成には、企業や個人一人ひとりが意識して取り組むことが大切なんですね(*'ω'*)🌍
日本の大学におけるSDGs取り組み事例6選
現在日本の大学は約790校ありますが、それぞれの学校でSDGsに向けた取り組みを行っています。
早速、大学のSDGsへ向けた取り組みを一部見ていきましょう!
◆江戸川大学「多様なカリキュラムに含まれる『SDGs』」
江戸川大学の現代社会学科では、東京都初のSDGs未来都市に選定された日野市の「持続可能な日野の未来を創る高校生チーム(ひのミラ)」が実施するオンライン文化祭へ参加し、『学生視点で日野市のSDGsマップをつくろう!』と題して地域資源のマップ化の取り組みについて発表しました。
また、現代社会学科ではダイドードリンコ株式会社を招き、SDGsと企業の環境保全の取り組みについて学ぶ特別講義も実施しています。
さらに、SDGsを軸にしたディスカッションやエコツーリズムへの参加、他大学や自治体と連携した調査、環境保全に取り組むNGOなどでのインターンシップを実施するなど、学外での活動機会も充実しています🌍✨
参考:社会学部現代社会学科|環境学ゼミナール・自然保護ゼミナール
◆慶應義塾大学(湘南藤沢キャンパス)「キャンパスSDGsプロジェクト」
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスでは、SDGsとは何かを知ってもらう目的で2016年11月「キャンパスSDGsプロジェクト」を3週間実施しました。
キャンパスSDGsプロジェクトは、学生にSDGsを認識させるため、SDGsの目標やターゲットが記載されているステッカーを食堂やトイレ、ゴミ箱などキャンパス内に貼る取り組みです。
プロジェクト後は8割以上の学生のSDGsに対する認知度がアップしたそうです✨
◆金沢工業大学「SDGsに特化した通年カリキュラム・学生プロジェクト実施」
金沢工業大学では、日本を代表するSDGs推進高等教育機関として通年制で「社会システムイノベーション」「環境技術イノベーション」などの学習カリキュラムを取り入れています。
その他、大学内にSDGs推進センターを設置したり、SDGsカードゲームを開発するなど、大学内全体でSDGs達成へ向けて取り組んでいます✨
◆東京大学「未来社会協創推進本部登録プロジェクト」
東京大学の未来社会協創推進本部登録プロジェクトでは、SDGsの17目標に基づいて大学の多様な活動の中で、SDGs達成に関係するものを登録しています。
2020年5月時点で、198のプロジェクトが未来社会協創推進本部登録プロジェクトに登録されているそうで、大学一丸となってSDGsへ向けた取り組みを実施しています。
◆関西大学「大学図書館の特性を活かしたSDGsへの取り組み」
関西大学図書館では、SDGsをより身近な課題として捉えられるように学生たちと下記のような取り組みを実施しています。
SDGs17目標の達成に役立つ本の紹介
SDGsについて学ぶ際に参考となる小冊子の配布
SDGs推進プロジェクト参画中の教員による推薦図書の展⽰
また、SDGsに関する学生のトークイベントなども開催しています。
◆三重大学「MIEUポイント」
三重大学では、学生や教職員が学内でSDGsへの取り組みを実施するごとに貯まる「MIEUポイント」を設けています。
貯まったMIEUポイントは学内の売店で文房具やお菓子などと交換することができるため、個人の活動努力の見える化につながり、学生一人ひとりのSDGsへ向けた促進させる効果があります。
ちなみにこの「MIEUポイント」は、公益財団法人日本環境協会主催の【エコマークアワード2019】で大学として初めて優秀賞✨を受賞したそうです。
大学生ができるSDGsへ向けた取り組みとは?
ここまで大学が実施する持続可能な社会へ向けた取り組みを紹介してきましたが、具体的にどんな行動がSDGsへの貢献に繋がるのか分からない学生さんもいるかと思います。
なのでここからは、大学生ができるSDGsへ向けた取り組みを3つご紹介します!
①環境に配慮した製品を使う|エコバッグや紙ストロー、植物由来のスニーカーなど
マイバックやマイボトル、紙ストローの他、 認証マーク入りの商品を購入するなど、環境に配慮した製品を使うことは、SDGsへの大きな貢献になります。
最近では「Allbirds(オールバーズ)」が開発した、ユーカリの繊維を使って作る植物由来のスニーカーが注目されています。
原料がサステイナブルというだけでなく、通常のスニーカー製作と比較しても「水量:95%減少」「CO2排出量:50%削減」などかなり実力派です🌲
他にもさまざまなSDGs製品が販売されているので、日常生活の中で取り入れてみましょう。
②大学のレポートや調査課題にSDGs関連のテーマを取り入れる
大学の授業やゼミなどではテーマを設けた調査課題に取り組みますが、そこでSDGsの要素を取り組めば、大学の勉強と並行してSDGsへの理解を深めることができます。
経済学部なら地方自治体が取り組む地域活性化への取り組みを調査したり、環境系の学部なら資源活用や環境問題についてなど、大学の課題にSDGs関連のテーマを取り入れることで自分自身の理解を深めることができますよね✨
そして大学側にも積極的にアピールしていきましょう!
③SDGs関連のサービスや商品を企画する
大学生がSDGs関連のサービスや商品の企画・開発を行うことで、SDGsの認知向上や目標達成へ貢献することができます。
例えば2020年1月、関西学院大学の学生たちがSDGsの知見や考えを教育現場で役立てようとクラウドファンディングを実施し、計140名861,500円の支援金から「SDGsかるた」を開発したそうです✨
この取り組みは地元のラジオや新聞にも取り上げられ、大学の活動がSDGs達成への貢献につながると広く認知されることになったといいます*
【まとめ】
今回は、SDGs達成へ向けて大学が取り組むさまざまな事例や大学生ができることについて紹介しました。
今では大学だけでなく、小学校から高校までSDGsがカリキュラムに含まれていることから、これからの大学進学を目指す世代の『SDGs』への興味や関心はより一層増えていくのではと思います。
そして私達も身近なところでエコな暮らしを意識できると、きっと無理なく持続可能な社会に近づけるのではないでしょうか(*'ω'*)!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?