スカウトメールって何を書けばいいの?とお困りの方に向けた、初めての1to1メッセージの書き方指南書
こんにちは、株式会社ポテンシャライトです🙋♂️
当社では、スタートアップ企業様をメインに幅広い採用のご支援を行なっておりますが、特によくいただくご相談のひとつが、
「スカウトメッセージってなにを書けばいいんですか?」
というものです。
私は、前職のエージェント時代から換算をすると、今まででおそらく5000通以上のスカウト(ダイレクトリクルーティング)を送付しているかと思います。
その中で、経験値として「スカウトメッセージの書き方」のノウハウを公開できればと思い、本ブログを執筆しております。
上記に当てはまる方に、ぜひ読んでいただきたい内容になります!
それでは、参ります!
※入門編として基礎的な内容が中心ですので、知見のある方にとっては当たり前の内容が多くなっていることご了承ください。
1. そもそも、なぜスカウトメッセージが必要なのか?
このブログを読んでいただいているみなさんには釈迦に説法かと思いますが、現在の日本は「かなりの売り手市場」であるため、企業が求職者から選ばれる必要があります。
下記の通り、多くの職種で求人倍率は1倍を上回っており、IT系職種においては7倍近い競争となっております。
つまり、他社と比べて少しでも魅力的なスカウトだと感じていただくために、スカウトメッセージの作り込みは避けられない道となりつつあります。
2. スカウトメッセージの3ステップ
ここからは、具体的な記載例を用いてスカウトメッセージの書き方をお伝えしてまいります。
特に職種は問わないのですが、最も応募獲得が難しい職種のひとつである、エンジニアスカウトを例にあげてご説明させていただきます。
※以下、候補者ごとに作成した個別メッセージを「1to1メッセージ」と表記させていただきます。
ステップ1 魅力に感じたスキル・経験を伝える
ここからは、例として「Javaの開発経験があるエンジニア」を求めていると仮定して1to1メッセージを作成していきます。(どんな職種、要件でも考え方は同じです)
もちろん、上記も十分に1to1メッセージと言えます。しかし、「Javaの開発経験を持つ方」は日本に数万人おりますので、まだ特別なスカウトである感覚は伝わりづらいかと思います。
【Java+プロジェクトマネージャー】という2つのスキルを求めているため、Level①よりもターゲットが狭くなり、スカウトが届いた理由が少し明確になりました。
【Java+プロジェクトマネージャー+育成/組織作り】という3つのスキルが掛け合わさることで、さらにスカウトが届いた理由に納得感があるのではないかと思います。
なお、エンジニア職におけるスカウト送付の理由としてよく使われる経験・スキルは下記のようなものがございます。
ステップ2 任せたい業務・現在の課題を伝える
ステップ1の評価したスキルに加え、現在の課題から逆算したお任せしたい業務内容を明確にお伝えすることも効果的です。
こちらも先ほどと同様に、3ステップで考えていきます。
ここだけを切り取ると低レベルなスカウト文面だと感じるかもしれませんが、実際にはこのレベルの1to1メッセージを送付されている企業が大半だと感じています。
ちなみに、「うちの会社はさまざまなサービスがあり、色々なキャリアを提示できるのでスカウト時点で任せたい業務を明言できないよ」という声もあるかと思います。ですが、それではどうしてもぼやっとしたメッセージになりがちです。
上記については、先日書いたブログも合わせてご覧いただけると嬉しいです。
ここまで書くと、開発とPMの両方を任されるのだな。と求職者にも伝わります。実際に開発もしたいけど、プロジェクト管理もしたいんだよな…という方にこのメッセージが届けば、十分に返信をいただける可能性があると思います。
ここまでくると、自分が求められている理由と何を任されるのかがかなりクリアになるのではないでしょうか。
Level③までお伝えできると、1to1メッセージとして他社とも差別化できてくるレベルかと思います。
ステップ3 求職者側のメリットを提示する
上記のステップ1,2は「企業側が入社いただきたい理由」にすぎません。
しかし、上記はあくまでスカウト送信側の都合であり、求職者側は知ったことではありません。
(とはいえ、世の中のスカウトの8割はステップ1,2で止まっていると思います)
どれだけ「スキルがマッチしています!!」と言われたとしても、転職するメリットがなければスカウトに返信はしませんよね。
そこで、最後に「当社に入社をいただくと叶えられること(魅力)」を訴求することで、スキルを活かしつつも理想のキャリアに近づけることをアピールすることができます。
なお、ここからの想定されるパターンは非常に多いので、Level別ではなく事例集としていくつかの例文を記載させていただきます。
▼下記記事も非常に参考になりますので、ぜひご一読ください!
3. まとめ
いかがでしたでしょうか。
それぞれの内容を合わせると「スカウトが届いた理由」と、「入社をするメリット」がかなりイメージできるかと思います。
繰り返しになりますが、1to1メッセージ作成の際は、
の3ステップで作っていただくことを基本形としてお勧めしております。
なかなか採用に馴染みのない方や、スカウトが初めてという現場の方は何を書けばいいか困惑されることも多いと思います。
ぜひ、上記参考にいただいた上で、よりよい1to1メッセージを作成いただければと思います!!
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