人に頼るということ。
ゲイドルのぽたろうです。
noteを書くのが億劫になってしまっていると気づいたとき、他人に出来ない理由を求めるのは辞めようと思いました。人なんてそんなもの。
数年前まで一人で仕事抱えて人に上手く頼れず自爆して社内外のステークホルダーに迷惑をかけていたことが儘あった。
いま振り返ってみればプライドなんか捨てて頼るべきという回答しかない。頼らない理由を探して先延ばしにしても仕方ない。
自分もそうだったが一人で考えつくことなんてしれてるし視野が狭くなりがち。成果を上げることが大事なんであって誰がやるかは二の次の話である。後ろめたいのであれば普段から見返りを求めずにギブアンドギブの精神で周囲を支援していけばいい。困ったときに頼れるように。
色んな人からフィードバックや意見を貰えるのが、組織に所属する強みでもあるし、真のダイバーシティだと思う。
自分一人で出来ることって限界がある。余程自信があって天才だと思いたいのなら止めないけれど、稀有な話は一般人の参考にはならない。
(実力あって組織が嫌な人はフリーランスなり起業なりしてください)
上司に相談をすれば、上司は話を聞いたわけだから、手を打たなければ上司の責任になるわけです。少なくとも自分と同罪なのだから、困ったことはどんどん上司に報告して上司を使わなくていけません。
黙っていていいことなどひとつもありません。
早く報告すればするほど、打てる手が多くある。ゲームオーバ間近だと打てる手が少なく体力勝負や頑張ろうの精神論になることも。
黙っていていいことをひとつあげるとすれば、危機に思えたことが何事もなく過ぎ去ったときですが、結果論でしかなくギャンブルの世界です。
自己啓発本やビジネス本を読むようになって自己嫌悪を催しますが、仕事ってロールプレイングゲームだなとつくづく思います。
あくまで役割でしかなく。それ以上でも以下でもないのです。
マネージャーは演じることだみたいな言葉を聞いたとき(私はマネージャーではないですが)性格が合わないからとか悩むだけ無駄だなと思ったし、深く考えることが馬鹿らしくなりました。その言葉には随分救われました。
マネージャーとか管理職に上がるために必要なのは個人としての実力よりも人をうまく使うこと(組織で成果をあげること)だと思います。
チームとして最大化していくためには適切な配置転換が肝であり、そのためには「自分がやった方が早い」病では成り立たないのです。人にどんどん任せて属人化をなくしていかないと途中で成長が止まってしまうのです。
日本海軍大将山本五十六様の有名なお言葉を引用させていただきます。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
失敗してもいいから行動すること。失敗して痛い目にあわないと学ばない。私は不真面目ゆえ本に書いてあるのをみて「なるほど」で終わってました。痛感しないと駄目でした。気分を高じる手段が格段に増えた現代だからこそ、口先だけでなく改善を積み重ねていける姿勢こそが極上の技なのです。
気持ち良く仕事を出来るような環境整備こそ第一。
余談ですが、プレイングマネージャーとかフルスタックエンジニアという言葉は雇用側に都合の良い言葉だと思っています。両方出来たことに越したことはないだろうが、求めるなら背中を見せてまずはお前がなれと言いたい。
筆が進まず思いついたことを脈路なく綴ってまいりました。
痴識人の間でおすすめされている「サピエンス全史」を毎朝の散歩中にaudibleで聞いております。神話とか宗教とか男女とか信用とか人間の文化を形成する歴史を紐解くにつけ教養ってなんなの感動ってなんなのと感じる。