勤務300日目 初めて出会った恫喝女性、動く

局にクレームが入りました。
前回ご紹介した方です。

当初彼女は言っていたんです、「私は局に言ってあるからまずそれを確認してきなさい! 話はそれから!」と。
にもかかわらず、待ちきれなかったかのように、すぐ局にクレームを入れたそうです。

内容は、「決まり(特別に手間をかけて配達方法を変えていたこと)を守らず言い訳ばかりして態度が悪かった。きちんと謝りもしなかった」というもの。

言い訳ばかり、と仰ったそうですが、ぼくはなにも知らなかったので、普通に配達をし、その「普通の配達」がどう行われたかをお話ししただけなのです(後に局で事実を知ります)(なぜ事前に教えてくれなかったのかというぼくの小さな疑問はさておき)(そもそもどうしてぼくにそこの郵便を持たせた)(ハメられた……?)。

なぜ間髪を容れずクレームを入れたのでしょう。

彼女が、「私は悪いことをしていない」と信じるなら、堂々と「改善」されることを待つはず。
自分の非を恐れたからこそ、その焦りから「お客様」という立場を利用してコントロールしようとしたのでしょう。

強く疑問に思うことなのですが、

彼女は、突然甲高い怒鳴り声を出して恫喝をはじめることが、人としてものすごく失礼な行為だったと感じないのでしょうか。

冷静に、我に返ったとき、自分の行いを死ぬほど後悔しないのでしょうか。
「態度が悪かった」ことをきちんと謝らなければ、と思わないのでしょうか。

後悔もなく、言い過ぎたとも思わないのだとしたら、うらやましい限りです。

ぼくは間違ったことを言ったとき、間違った行いをしたと気づいたとき、かなり後悔します。それこそ何年も何十年も、ふとして思い出すと激しい後悔におそわれます。
後悔する意味がないことをわかっているにもかかわらず。

彼女はそんなことが一切ないのでしょうか。
ないのだとしたら、とても良い生き方をしていらっしゃる

そうやって自分を信じて最期まで生きられたなら、ぼくの生き方なんかよりも、ずっと得で、すばらしい人生であることは間違いない。


毎回手間がかかるような「こちらの都合通りの完璧な配達をしろ」という要求はよくあることらしく、対応は局によって(というか班によって)違うようです。
こういうのは、すべての郵便局が「やむを得ない事情でない限り、基本受け付けない」の方向で統一したほうがよいと思うのです。

他のお客様にたいへん失礼ですし、なんなら社会にとって悪いことだとさえ思います。

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