勤務570日目 とても怒られたので思ったことを書く。

久しぶりに突然怒られたんです。
若い女性に。
(※10月追記 コロナ禍が落ち着きマスクを外すようになり、この女性はお年を召したおばさまだったと判明)

どんな内容かというと、ある代引きのお届け物があって、時間の指定もないものなのですが、そこは決まった時間を過ぎると受け取ることができないそうで(身バレが怖いのでぼやかしています)、
ぼくはそんなこと知らず、その日は物数が多くて時間がかかっていたのです(帰れたのは19時過ぎでした)。

配達の最後のほうにあるそこへ到着すると、そちらにいる若い女性がブチ切れ。
ぼくは相手の怒りを静めるしか選択肢がないので、とにかく謝っていたのですが、少しでもわかってもらおうなどと思ってしまい、「なにも聞いておりませんでしたので……」などと絶対やってはいけない「言い訳」をしてしまいました。

こういうタイプの人がそんな言葉で理解を示すはずもなく、火に油を注いだみたいに、さらにまくし立てるように彼女はキレ、それからぼくはとにかく謝罪を繰り返しました。

で、悟ったのです。

怒られるときは必ずと言っていいほど、不意打ちで怒られます。
こちらが事情を知っているか知っていないかなんて関係ない。

ただなんの変哲もない道に立っている人に「そこに立ってたら邪魔だ、常識だろ」とキレるみたいな具合に、なんの考慮も推察もせず、自分にとっての怒りをぶちまけるんですよ。

そういう「怒る」ってものすごく卑劣な行為だと思いませんか

そんな卑劣な行為が真っ先にできる時点で、間違いなく心に問題を抱えていらっしゃるのだと思います。
成長過程でイレギュラーなことがあったのかも。

言葉で言ってるからなんか罪がないみたいな感じですけど、これっていきなり言葉でぶん殴っていることと同義だと思うんです。

「いきなり怒る」というのは、一方的に相手の心を傷つける、人間として最低で卑劣な暴力です。
あの人は、あるいはいままで突然ぼくに怒っていた人たちは、その自覚がまるでない。

しかもですよ、ぼくは会社の人間としてそこにいるので、怒られたら、絶対に謝るしかないじゃない。なにも抵抗できない。
それをいいことに陰湿に怒れる。非道ですよ。

たぶんあの人はその後、誰かにグチみたいに「こんなことがあってワタシブチ切れてやった笑」と報告するのでしょう。同意を求めて安心するんです。自分は被害者でいきなり心をぶん殴ったことはなにも悪くないと確かめるために

これは罪にしていい。
暴行罪として。
レ○プと一緒ですよ。
「自分が高まったから犯した」というおサルさん並みの次元。

罪にしないと、彼女は更生できないじゃないですか。
勘違いをしたまま生きるんです。これからも「自分が高まったら」「ぶん殴って相手が間違っている理由をまくしたてる」。「ワタシは客だから正しい」。


ぼく、野菜ジュースを箱買いで大量に買ったんです。
で、遅い時間に配達の人が届けにきたんです。

玄関まで運んできて、で、目の前で思い切り段ボールごと落下させたんですよ。

配達の人は何度も謝るんです。クレームは怖いですからね。

このときぼくの脳裏には、「謝る必要がないことを伝えるには、どうしたらいいか」とよぎりました。

急いでいるだろうから、「気にしなくていいですよ」なんてことしか言えなかった。
しかし配達の人は何度も謝るんです。クレームは怖いですからね。

それ以上なにも言ってあげられず、帰してしまったのですが、そのことを気にしていたらと思うと、もっと行動で示すべきだったと後悔もしました。なんなら目の前で段ボールを開けて野菜ジュースを何個か渡すべきだったと思いました。

人が働いてくれているからお金が使えるんです。
自分のために働いてくれている人が、なにかミスをしてやらかしたとしても、怒るなんておこがましいですよ。

もちろん、わざとやったのなら(悪意があるなら)、怒って当然ですが。

厳しい言い方ですが、感謝もできない人が、自分の怒りしか考えられないような人が、公共のサービスを使う資格なんてないと考えています。

そういう人間から金を使う資格を剥奪してほしい。

世の中、どうしても、勘違いが起きてしまうんです。
どんな人でも、金を使えば、同じサービスを受けられる。
イコールお金ってすごいってなってしまう。
イコールお金を使う側、サービスを使う側は強い立場だ、という解釈になってしまう。

本当にすごいのは技術をつくった側じゃないですか。
本当にすごいのは同じサービスを提供してくれる側じゃないですか。

それをお金というどんなアホでも使える交渉材料で使わせてもらえるのです。

ぼくは、相手がミスをしたとしても、
怒るのではなく、
感謝できる人間でありつづけたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?