勤務553日目 新人奴隷(期間雇用)&新人家畜(正社員)必読、やらかさない方法
前提としてこの仕事は「急いではいけない」。
配達を早くしようとするほど、やらかす可能性が高くなります。
超勤や定時を気にするとろくなことがない。
上司は定時で帰れるようにと言うし、班員は配達が早い人をたたえるのですが、だまされてはいけない。
仮に趣味で早くしたいと思う場合は、まず「仕事が正確」であることから完成させましょう。
そこをおそろかにすると、やらかして怒られます。
配達が遅くても、仕事が正確なら誰にも怒られません。しかも給料が増える(ここ重要)。
この会社は配達を急ぐほどデメリットが増えていくんです。
この会社でいう「やらかし」とはなんのことでしょう。
それは主に「なんらかの対応に追われる(その可能性がある)」ことです。
・誤配(特に対面誤配)
・交通事故
・取り扱いミスによるクレーム
〜誤配について〜
一通一通、軒下確認を行いましょう。 投函する際は必ず裏を確認。くっついているかどうか。
どの家でも丁寧にやる。もちろん時間はかかります。
しかし配達が早いことよりも誤配しない方が正義です。
遅くても仕事が丁寧なら、この会社から文句は言われません。しかも給料が増える(重要)。
お客さんが望んで待っている「追跡入力物」に関しては、もっと気を遣わなければなりません。
間違えると大きなクレームに直結するからです。
ぶっちゃけその他はほぼ(お客さんにとって)ゴミです。我々、ゴミを配っています。たまにお客さんから「こんなもんいらんわ笑」などと言われます。
なので配達物の重要度がゆがんでしまうのですが、入力だけは神経をすり減らしてでも正確に配る必要があります。
で、これに関しては、必ず「呼称確認」を行いましょう。
他のゴミは省略していいので、入力だけは、すべてその場で住所(字と番地)を口に出して読み上げましょう。
〜対面誤配について〜
書留やゆうパックなど、対面の配達は間違えると重い処分を受けます。
なので「よく確認しなさい」と、上司はあなたに教えるでしょう。
これが間違い。
「自分がよく確認する」から、対面誤配が起きるんです。
先入観であったり、住所がすごく似ていて同姓同名が住む家であったり。
自分が完璧に確認したつもりでも、やらかしているときは気づいていません。
なので、自分だけで確認するのはやめましょう。
むしろしっかり確認しなければいけないのはお客さん側。
必ず氏名の最終確認をしてもらいましょう。それでももし対面誤配が起きたなら、まだ言い訳が立ちます。
ぼくはよく「念のためご確認ください」と言います。「念のため」という言葉でお客さんにしっかり確認行動を取ってもらっています。
「俺はこの家だと思って持ってきたけどさー、あなたの家のものかどうか確認してよ」みたいな気持ちで配達しましょう。
……と、ここで一つ問題が。
自分が勘違いしていて、なおかつお客さんが不在の場合。
これはもう100%不在票誤配をします。約束された敗北。絶対防げない。
不在票誤配はかなり多いらしいです。
で、これに関しては、ほぼお客さんが悪いとぼくは考えています。
なぜか。
みなさん、自分の家のポストを見てください。
わかりますか?
わかるようにしてありますか?
住所もなにも書いていないケースがほとんどなんですよ。
お客さんは、配達員が全員自分の家を知っていて間違えず配ってくれる、なんて都合良く考えています。
違うんですよ。住人の名前が載った原簿を確認して地図を確認してそこにたどりつくんです。最終的には表札を確認して「ここで合ってるんだよな……?」とおそるおそる投函するんです(そしていずれ、その家を忘れなくなるのです)。
ポストになにも書いてなくて誤配なんて、死ぬほどばからしいと思いませんか?
それなのに怒られるのは配達する側なんですよ。絶対におかしい。
ぶっちゃけ表札も意味がない。よほど特殊な名字ならいいのですが、同じ名字ばかりなのでそれで誤配が起きやすいんです。
ポストに住所を書いてほしい。
嫌なら、最低でも番地を書いてほしい。
すべての家のポストに番地が書いてあれば、誤配なんてほぼなくなりますよ。こちらも恐怖しながら投函することもなくなる。
書いていない家の人間ほど、誤配にブチ切れるんです。ほんとに。日本人の陰湿さ。
ちょっと熱くなって話が長くなりましたが、この国の人は配達員のために番地を書いてあげるなんて器用なことやれないので(そのうえクレームを入れる)、こちらがポストに落書きするしかありません。
わかりにくい家や間違えやすい家は、事前にポストに番地を書き込みましょう。
バレても怒られることってないと思います。間違えないためにやっているのですから。
やらない愚かな家主の代わりにやってあげているんですから。
〜交通事故について〜
急がなければこんなもんほぼ起きません。
配達を急げば給料が減るので、あらゆる安全確認にしっかり時間を使ってお金をもらいましょう。
〜取り扱いミスによるクレーム〜
時間指定や速達を忘れることや、どうしてもいけなかったことなんてありますよね。
絶対行ってください。
そもそも会社が決めた商品のルールですし、それで他すべての配達が遅れても、我々になんの罪もありません。
特に注意すべきはレターパックプラス。
クレームの種でしかない。赤い時限爆弾です。午前に行かなければ爆発するかも。
時間指定はお客さんが指定して待っています。間違えるとクレームにつながりやすい。
赤レタは準速達とかわけわからんくくりですが、お客さんは「速達」だと思い込んでいます。速達でいかなければクレームになりやすい。
この会社は準速達の定義をちゃんとしてほしいとこですが、本来なら「遅れて配達されることもある」のが準速達の定義だと思うのです。
普通の速達は割と意識されないので、午後に行ってもほとんどバレないですが、基本は行きましょう。
〜やらかさないためのまとめ〜
通常郵便は一通ずつ軒下確認。投函前に裏を見る。
追跡入力はすべて住所(字と番地)を呼称確認。
対面配達は必ず客に確認させる(間違えたらそっちのせいやぞ、ぐらいの気持ちで)。
赤レタは赤い爆弾。
間違えやすい家のポストに番地を落書き(覚えたとしても書いておく)。
交通事故を起こさないよう、超勤や定時は一切気にしない。
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