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俳句のいさらゐ

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松尾芭蕉の俳句が、上質のエピグラム(寸鉄詩)であることを探ります。
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2024年10月の記事一覧

俳句のいさらゐ ◈∥◈ 松尾芭蕉『奥の細道』その三十八。「文月や六日も常の夜には似…

上の文は「文月や六日も常の夜には似ず」の前文である。 この俳句にとってこの前文は何の意味…

瀬戸風 凪
3か月前
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俳句のいさらゐ ✣☼✣ 松尾芭蕉『奥の細道』その三十七。「暫時 (しばらく) は滝に籠…

この俳句の源には、李白の著名な次の漢詩があるように感じたが、連想しやすいことなので、これ…

瀬戸風 凪
3か月前
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俳句のいさらゐ 巛⏅巛 芭蕉が『奥の細道』に載せなかった旅中吟③「小鯛さす柳涼しや…

この俳句も「曽良書留」に載り、『奥の細道』でははずされた。何処で詠んだ吟なのか、場所は特…

瀬戸風 凪
4か月前
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俳句のいさらゐ ◧:◧ 芭蕉が『奥の細道』に載せなかった旅中吟②「入あひのかねもき…

「曽良書留」にあり、『奥の細道』の前半部、室の八島を過ぎたあたりでの旅中吟とみなされてい…

瀬戸風 凪
4か月前
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俳句のいさらゐ ∵▧∵ 芭蕉が『奥の細道』に載せなかった旅中吟①「秣 (まぐさ) 負ふ…

芭蕉が『奥の細道』行脚の中で詠んでいながら、『奥の細道』には載せなかった俳句がいくつもあ…

瀬戸風 凪
4か月前
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俳句のいさらゐ ∴★∴ 松尾芭蕉『奥の細道』その三十六。「卯の花をかざしに関の晴着…

「卯の花をかざしに関の晴着かな」 この俳句で先ず思うのは、曽良自身がそうしているのではな…

瀬戸風 凪
4か月前
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