映画「関心領域」を鑑賞してきました(ネタバレありません)
こんにちは、私の住む横浜にも梅雨の季節が到来し、ランニングを楽しみながら雨の日は脚を休めるような日々になりそうです^^;
岩田健太郎先生のツイートに触発されて関心領域という映画を鑑賞してきました。
https://happinet-phantom.com/thezoneofinterest/
冒頭の写真は公式HP掲載のものです。
ホロコーストの中心地であるアウシュビッツ収容所の隣の家でありふれた日々の生活を営む家族を中心に、ナチスが収容所周辺を俗称として名付けていた「関心領域」で生活する人々を描写する映画です。
鑑賞を終えて残ったこと。
人間は善悪の前に、生き物として自分の生存、それも平穏で安心な生活を求めるもの。その意味においては、ナチス時代のこの家族も現代の自分も、大して変わらない。となれば、自分にも「本当は目を背けてはならない事実があることを知りながら、それに対して無関心でいよう」という力が確実に働いているのではないか、いや、確実にそうだ。
自分のなかにも無関心でいようとする領域がある。日本ではない地域で行われている戦争、紛争。地球環境の悪化やゴミ問題。水不足や森林破壊。カルト宗教と裏金問題にまみれた見苦しいどこぞの与党と政府。また、そういった大きな問題だけではない、局所最適全体不適を公然と行う者、組織のなかのテイカーの言動もそうかもしれない。
自分という卑小な者が一声、1つのアクションを取ったところでそれらが是正されるとは到底思えない。それほど現実に生じている問題は単純ではない。
でも、自分自身がこれらの事柄に対して関心をもって日々を生きるのか、それとも無関心を貫いて自分の利益と平穏のみに腐心するのか、どちらの生き方を選ぶのかは自分にしかできない行動であり、またその選択か確実に公使できる。
日々の生活のなかで自分を取り巻くものや問題に直面した際に、まずは関心をもつこと。そこから始めていこうと思います。
なお、映画には残酷な映像は一切出てきませんが、ドキッとするようなサウンドや、サウンドを通して連想される残虐な光景を思い起こさせる場面が出て参りますので、これから鑑賞される方は心の準備をして劇場にいらっしゃることをお勧めします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Enjoy process =b
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