【新年度】中学1年生の勉強をうまくスタートさせるためには#3
子どもが4月から中学1年生だけど、勉強大丈夫かな。。。。
そう思われている保護者の皆さんは多いかと思います。
小学校までの内容はなんとかついていけたものの、中学校になると内容はそれなりに難しくなります。
そして、私立の中高一貫の学校は尚更です。
学校によっては中学1年生から高校の内容をバンバン進めていくので、全くついていけずに勉強が嫌になってしまう場合もあるでしょう。
せっかくの中学校デビューですから、勉強ではしっかりと良い成績を残したいものです。
そこで今回は、中学生1年生が勉強で躓かないための重要なポイントをお伝えします。
現役教員が「これは絶対やってほしい!」
という内容を厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
これまで、「学習の時間を定めて、ルーティン化する。」「学習が持続できる環境を構築する」と言う内容でお送りしました。
気になる方はこちらからご覧ください。
本日は第3回目、ラストです。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
3. 具体的な進路を早めに決めておく
最後は、「具体的な進路を早めに決めておく」です。
なぜこれが重要かというと、人間は「目標がないと頑張れない」からです。
何の目標も無しに、何かに継続的に努力できる人は少ないです。
部活も「大会で勝ちたい!」といった目標があってこそ頑張れると思いますし、勉強に打ち込むことができるようになるのも、「〇〇高校に進学したい」「〇〇大学を目指したい」と思うからこそです。
だからこそ、
中学一年生で入学したばかりで早いかと思う人も多くいるでしょうが、
高校、大学の志望校を決めておくことが必要になります。
これらを決めておくことで、
「その目標を達成するためにはどうすれば良いか。」
という逆算の思考ができるようになります。
逆算して、やるべきことが決まれば、動きだすことができます。
何も考えずに動き出さなかった人と比べると、中3の受験期に差し掛かった時に、縮めることのできない大きな差になっているのです。
そして、偏差値の高い高校に入った方が、環境的にも、モチベーション的にも偏差値の高い大学に入れる可能性は高くなります。
学校の授業のレベル感も大きく変わってくるので、一度開いてしまった差は取り戻すのが相当厳しくなります。
早めに目標を決めておくことが、とても重要と言えるでしょう。
では、目標を決めるためにどんなことに気をつけたら良いのでしょうか。
以下では、気をつけるべきポイントをまとめました。
1つ1つ確認していきましょう。
3-1 高校名は具体的に決める
高校を決めるときにありがちなのが、
「〇〇高校か、〇〇高校かな!で、無理そうだったら〇〇高校。」
こんな感じで決める子が2000万人くらいいます。
しかし、これは非常によくなく、目標が明確でないと、目標に対する自分の行動が定まってきません。
特に、「無理そうだったら」という文言は完全にNGです。
この「魔法の言葉」を使うことにより、どこまでも自分に甘くなってしまいます。
しっかりと目標となる高校を定めて、「〇〇高校を目指す!」と言い切ってみてください。
3-2 無理な計画は立てない
目標が決まれば、逆算して勉強が始まると思いますが、ここで無理な計画を立てることは逆効果です。
厳しすぎる計画を立てると、達成することができず、途中で投げ出してしまいます。
一番大切なのは、継続してコツコツと行うことです。
無理なく、適度に頑張ることで、継続力を高めましょう。
3-3 各高校の大学進学実績は必ずみておく
高校を決める際には、大学の進学実績は必ずチェックしておく必要があります。
進学実績の中に全くないようなレベル感の大学には、基本的に入ることは難しいです。
その高校の歴史を変えることになりますからね。
中学の時点では、大学はまだ何となくでも良いですが、その大学があなたが行きたい高校の進学実績の中に入っているかどうかは必ずチェックしておくようにしましょう。
そうすることで、長期的な目標としてもしっかりとしたものになります。
皆様のお子さんの中学校生活がより充実したようになることを願っています。