【教員が選ぶ】子どもに読んでもらいたい今年のベスト本
新年が始まりました。
読書をすることを目標に掲げている人は結構多く、「今年はたくさん本を読むぞ!」と意気込んでいる方も多いかと思います。
しかし、「では、どんな本から読もうか。」と迷い、そのまま本を読むことを諦めてしまう人も中にはいるのではないでしょうか。
みなさんの目標が達成できるように、私が去年読んだ本の中で、一番良かったものを、暫定の今年のベスト本としてご紹介します。
読みたい本が見つからない人は、ぜひ参考にしてみてください。
私が昨年読んだ本の中で最もおすすめできるものは、佐藤航陽さんの「お金2.0」という本です。
現在Kindle unlimitedで読み放題の対象となっています。
メルカリなどでも、500円程度で買うことができます。
さて、これはどういう本かというと、タイトルから予想ができる通り、「お金とは何か?」について深く考えることができる本です。
お金が生まれた背景、お金がどういう役割を果たしているのか、そして今後のお金はどういう姿形に変わっていくのか。。
お金についての知識を0から一気に100まで貯められるような本です。
ぜひ、繰り返し読んでもらいたい一冊です。
まず、お金とはどんな目的で生み出されたのでしょうか。
意外とこのことを知っている人は少ないです。
お金とは、「価値を交換できるもの」として生まれたのです。
昔の人はお金という便利なものはありませんから、それぞれの人が得意とする価値を提供しあって支え合っていました。
ある人はお米農家として米を育て他の人に提供し、ある人はリンゴ農家としてリンゴを提供し、ある人は漁師として魚を提供し、そしてある人は大工として家や家財を提供したりという感じです。
しかし、みんながリンゴが欲しいかと言われるとそうでもないし、魚は時間が経つと腐って食べられなくなります。
だから人々は、
・保存がきいて
・みんなが価値があると考えることができ
・交換可能が可能
な3つの要素を備えたものが欲しかったのです。
これを満たすことになったのが、お金です。
現在は紙幣として流通していますが、当時は希少価値が高い綺麗な貝殻などが利用されていました。
これがお金の始まりなのです。
みなさん知っていたでしょうか?
知らなかった人も多いのではないかと思います。
ちゃんと理由があって、お金が生み出されたというのは面白いですよね。
そして、お金は貝殻から紙幣に代わり、ブロックチェーンという技術を利用したビットコインの誕生により、次はデジタルなものに姿を変えようとしています。
これからの「お金の在り方」について私が読んだ中で一番分かりやすく、そして面白く、解像度高く説明されている本です。
ご興味を持った方は、ぜひご覧ください。
それでは、素敵な読書ライフを過ごしましょう!
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