[新車] アバルト、600eを発表。1949台の限定車を設定し欧州で注文開始。
アバルトは、電動スポーツSUV「アバルト600e」を発表した。1949台の限定車「Scorpionissima」を設定し、欧州で注文が開始された。ベース車であるフィアット600eは2023年に発売されており、約1年遅れでのアバルトブランド登場となった。
アバルト600eは、240HP、175kWの性能を誇る“Turismo”と1949台限定で280HP、207kWの性能を誇る“Scorpionissima”の2モデルを設定。後者は最高速度200km/h、0-100km/h加速5.85秒を記録している。EV航続距離は最大334km(WLTPモード)となっている。
外装は、フロントバンパーやリアバンパー、スポイラー、専用20インチホイールの4つの要素に焦点を当てて開発され、フィアット600eと違いを生み出した。フロントの車高は30mm、リアの車高は25mm下がっている。
内装には、レザーとアルカンターラインサートを使用したステアリングホイールや専用シート、アルミニウムのペダル、フットレストを装備している。
機能面では、10.25インチのインフォテインメントシステムを搭載している。リアルタイムでトルク管理や技術情報などパフォーマンスを測定できる機能やエンジンサウンドをドライブ条件に応じて調整できる機能が備わっている。また、「ChatGPT」を活用した音声アシスタント機能も新たに搭載されている。
ステランティス モータースポーツと共同開発されたこのモデルには、専用設計のミシュランパイロットスポーツEVタイヤ、アルコンと共同開発されたブレーキとキャリパー、ジェイテクトのトルセン メカニカルリミテッドスリップディファレンシャルが採用されている。