僕が、挑戦と応援にこだわる理由
みんな、挑戦が好き。
難しい話ではない。ただ、挑戦している人が好きだからだ。
挑戦している人の挑戦の熱を感じると応援したくなるし、好きだなと思う。
ただ、挑戦している対象が大きいから、凄いから好きになるわけではない。
オリンピックで金メダル取る挑戦している人が好きで、草レースで自己ベスト目指している人はイマイチなのではない。草レースであろうがなんであろうが、本気で挑戦している人が好きなのだ。
小学生がリレーの選手になろうと必死に練習する姿とか、人生で一度も走ったことない人が一念発起してマラソン完走目指して、ウォーキングを始めるとか、僕としてはとてもエキサイティングなコンテンツに感じる。
そして、この感覚は結構共感してもらえるという実感がある。
強引に一言でまとめるならば、「本気の挑戦は人を魅了」し、みんな本気の挑戦が好きなのだ。
「挑戦」とは切り離せない人生だった。
とにかく人が「やったことないことをやる」のが好きだった。
幼少時代から、そんな感じだった。何でも電子レンジに入れてみたし、謎の料理も随分と作った。モグラの巣を掘り起こし、空き地全部を掘り起こしたこともあるし、火遊びして山火事寸前になったこともある。高いところから飛び降りて怪我したり、雪に埋まって救出に半日かかったこともある。まぁ、明らかな問題児だった。
(それでもほとんど怒られたことがないのだが、母親の胆力がヤバすぎる)
高校時代は本気で打ち込んでいたのは陸上競技だった。
インターハイに出場したくて、一生懸命に練習をした。順調にいっていた矢先に、体育の授業でサッカーをしている時に、転倒して、足首の骨折と靭帯断裂。
全治3ヶ月、ギブス1.5ヶ月だった。それでも諦めきれなくて、リハビリを頑張った。努力は誇れるくらいしたが、インターハイ出場は叶わなかった。
それで、大学でもっとすごいことをやってやろうと箱根駅伝出場を目指すことにした。この挑戦については長くなるので興味のある方はこちらのインタビュー記事を読んでいただきたい。一言でいうと人生をかけた挑戦だった。
社会人になり、コンサルタントとしてもベンチャー企業を支援するのが好きだった。特に創業経営者と「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤するのは楽しかった。
また、企業の規模に関わらず、新しいこと、できるかどうかわからないことはワクワクした。新規事業開発とか、びっくりされるような企画を一緒にブチ上げるのはすごくやりがいだった。
人事採用担当の時も、とんでもない企画を次々とやった。今思えば、よくそんなことができたなと思うことも多々あるが、自分が挑戦するだけではなく、誰かと挑戦したり、誰かが喜んでくれたりが楽しくなっていった。
プライベートでも、色んな挑戦をした。友人たちと群馬の山奥のキャンプ場を借りて、野外フェスを主催した。素人のフェスに600名を超える人たちが全国から集った。
「大人げない大人たちの挑戦」と題して、ネットのキャンペーンで賞金を稼いだりもした。2ヶ月で100万円と87.7万円を獲得した。他にも色んなところで賑やかした。
起業や転職など人生の転機の相談にのることは多かった(恋愛相談はほぼない)。相談に乗ったことで、「悩みが晴れた」というより「覚悟の目つきになった」方が自分としては相談にのった甲斐があったと感じていた。
挑戦について書くと、ネタに尽きない。
つまり、挑戦が好きだし、いつも挑戦をしていた。
なぜ、人は挑戦しなくなるのか?
そんな僕がいつしか挑戦をしなくなった。
しなくなったわけではないが、自分では挑戦と思わなくなっていった。
今、振り返ると、挑戦と感じるほど力まずとも、普通にできてしまうようになったというのが正しいかもしれない。傲慢な表現だなと思うが「普通にやっても大体何とかできてしまう」という感覚かもしれない。
そうしているうちに、人の挑戦を応援する力が弱くなっていったように感じだした。最初は気のせいと感じるようなちょっとした変化で、他人から感じるような差ではないかもしれない。しかし、次第にその変化は、明らかに自分が劣化しているような感覚に膨れあがっていった。
僕は挑戦を養分に生きている。
自分が挑戦をするから、他人の挑戦の背中を押すことができる。言い換えるなら、自分が本気で挑戦する姿を見せるから、他人は「自分も!」と挑戦する心に火が灯る。
そう感じはじめてから、自分でも挑戦を意識するようになり、また挑戦を発信するようになった。
そうしているうちに、また本来の自分が戻っていく感覚になっていった。
環境を変えるのに、鎌倉に引っ越し、会社も一緒に移転させた。新しい場所でネットワークを構築しながら、負けない自信があったコンサルや映像制作といった受託の仕事を手放していった。
新規事業の試行錯誤を始めて、色んなことにも足を踏み出した。やろうとしていた事業がことごとくコロナの影響に直撃したが、トライアンドエラーの精神で挑戦は止めなかった。まだ、プロセスではあるが、ようやく「これなら絶対に喜んでもらえる!」という確信がもてる事業が生まれてきた。
限られた時間でどこまで記録を伸ばせるのか、ランニングも再開し、世界マスターズマウンテンランニング選手権で日本チームで団体銅メダルを獲得することもできた。
気がつけば、人の背中をどんどん押している自分に戻っていった。
若返りを意味する"BACK AGING"
僕らが行う新規事業の一つが若返りを意味する「BACK AGING(バックエイジング)」というヘルスケア事業である。
中心となっているのは、「BACK AGING (バックエイジング)」という個人にカスタマイズした治療とトレーニングのプログラムを提供する事業と、ランナー専門の治療&トレーニングスタジオ「RUNNING CLINIC(ランニングクリニック)in 市ヶ谷」の2つである。
どちらも、「身体の痛みや不調などの不具合で、挑戦を諦める人を減らしたい」という動機がベースになっている。
人は本来、「こんなことがしたい」「こうなりたい」という願望をもつ。願望が強ければ強いほど、挑戦の原動力になる。
しかし、腰が痛い、膝が痛い、すぐに疲れる…などと身体に不調があると、挑戦する気力は著しく低下する。
元気な心は元気な肉体に宿るのである。健康が全てではないが、健康を失うと全てを失うのである。
そんな人にせめて、身体の痛みや不調を取り除けないものかとやっているのがBACK AGINGである。
つまり、かっこよく言うならば、僕らはヘルスケア事業を通して、挑戦を応援しているのである。しかも、まだ挑戦というカタチになっていない、または無意識で諦めてしまっている願望の火をもう一度大きくできるように、支えることを仕事にしているのである。
パワーをもらっているのは僕の方だった。
本気の挑戦をするから、人の挑戦にも本気になれる。
人の本気の挑戦を本気で応援することで、自分も挑戦するパワーをもらう。
応援することで挑戦したくなり、挑戦することで応援が集まる。また応援してくれた人たちが挑戦しはじめ、その挑戦を応援することでまた挑戦するパワーをもらう。
「挑戦すること」からでも、「応援すること」からでも、始めることができて、止めなければ、と挑戦と応援はずっと循環するのである。
僕たちはそんな挑戦と応援の循環の中を生きていて、循環の中で仕事をさせてもらっている。
そんなBACK AGINGが掲げるのが、「Challenger Forever」という理念でありスローガンである。
「Challenger Forever=永遠の挑戦者」である。
ニューイヤーチャレンジャーマラソン2023
2023年を「挑戦」から始めようと、元旦24時間でみんなで合計2023kmをはしろうと呼びかけて「ニューイヤーチャレンジャーマラソン2023(オンライン)」を開催した。
大晦日のお昼に告知したにも関わらず215名が集まり、ものすごい勢いで走行距離が足されて2023kmを達成してしまった。
やはり、挑戦する人は応援を呼び寄せ、応援しているうちに挑戦したくなり、挑戦が積み重なると大きな波を起こすと実感した。
長々と語ったが、言いたいことはシンプルで、「挑戦と応援の循環の輪の中に加わりたい人は是非、一緒に挑戦をしよう」である。
いや、すぐに挑戦ができなくても構わない。まずは応援することから始めても良い。むしろ、応援から始める方が良いかもしれない。というのも、本気の挑戦を応援していれば、きっと自分も挑戦したくなるはずだからだ。
もし、その挑戦したい気持ちの前に「でも」や「だって」という壁が立ちはだかるなら、BACK AGIINGが力になれるかもしれない。少なくても、どこかが痛いとか疲れやすいとか元気が出ない…ということであれば、きっと力になることができる。
Challenger Forever。挑戦する人にメッセージを届けるために、僕らは挑戦しつづける。そして、みんなにも挑戦者になってもらいたい。だから、まずは本気の挑戦を応援するところから始めてみて欲しい。これが、僕が応援と挑戦にこだわる理由だろう。
追記(2023年1月20日)
ということで、そんな想いを込めたChallenger Foreverの Tシャツを作りましたが、即売り切れました。もし、Challenger Forever Tシャツで走っている姿を目撃したら、声かけてみてくださいませ。
追記2(2024年1月3日)
振り返ったら、「1年前も今も同じ思いでいるな」と感じました。僕はブレずにずっとこの挑戦と応援の中を生きていくのだと思います。
生涯、挑戦し続けられる人を増やすために、これからも尽力していきます。
「Challenger Forever Tシャツを欲しい」という声をよくもらうので、本当に欲しい人が多いなら、TシャツとロングTシャツを作ろうかなと思います。
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