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【最強BMP⑬】楽しく記憶するための脳の仕組みを活用した記憶術
暗記が苦手な方へ、脳の仕組みを活かした記憶術をご紹介します。
楽々記憶術の鍵は「右脳のイメージ力」
記憶術のポイントは「右脳のイメージ力」です。
セミナーでは30問の記憶を披露し、右脳での瞬時の記憶を体験していただきます。受講生の方に順番に「1番○○(名詞)」と言っていただき、私が順番に覚えます。30個になったところで、今度は数字を言っていただき、その番号の名詞を答えていきます。皆さん驚かれますが、これは右脳のイメージ力を使っただけです。記憶術をお仕事にされている会社さんの広告などをみても「イメージ」を使うと書いてあります。
なぜ記憶が苦手なのか
ドイツの心理学者エビングハウス氏の実験によると、「人間の脳は記憶の99%を忘れるようにできている」と言われています。
1か月で79%を忘れるという結果が出ています。つまり、元々忘れるようにできているので、多くの方が記憶することが苦手なのです。記憶が得意な人は、効率の良い方法を知っていて実践しているのです。
深く記憶するためのアウトプット
「漢字や英単語をたくさん書く」という王道のアウトプット方法があります。脳は何度も繰り返されることを「大切」と判断し、記憶します。7日間の間に3回アウトプットすれば、記憶に定着すると言われています。
理解しながら記憶するための「人に教える」
理解しながら記憶するためには「人に教えるアウトプット」が効果的です。自分が先生になるには、内容をしっかり理解する必要があります。
理解していないと人には伝えられません。この方法なら、単なる暗記ではなく、全体を理解しながら記憶していけます。相手がいなくても、誰かに説明しているつもりで言葉に出してアウトプットしても同じ効果を得られます。
最短時間で記憶するための「イメージ」
時間をかけずに記憶するには「右脳のイメージ力」を使うことをお薦めします。
イメージ記憶術:事例:怪獣ベリリウム
例えば、私は衛生管理者Ⅰ種の試験で、化学物質の毒性を暗記する際、なぜか「ベリリウム/塵を吸い込むと肺に深刻な影響が出る」だけが異常に覚えられず(笑)、人にはお見せ出来ないような怪獣のイラストを描き「怪獣ベリリウムは、肺が弱点!」と覚えました。家族に見せたところ、作画もさることながら「肺が弱点てなに?!」と皆で大笑いしました。その瞬間!「ベリリウム」を覚え、7年経ってもベリリウムだけは忘れません。イラストとともにありありと思い出せます。
イメージに感情を伴う出来事は記憶に残りやすい
印象に残った授業や言葉などは、イメージと感情が伴うことで記憶に残りやすいのです。そこには、脳は感情を伴うイメージを瞬時に記憶する仕組みがあるのです。
「リズム」と「動作」を使って楽しく記憶
「年齢で覚えられないわ」と言う方には、「リズム」や「動作」を使って覚えることをお薦めします。例えば、歴史の年号など「ゴロ合わせ」、お経のような長い言葉もリズムと反復で暗記できますよね。
単純な名詞でも、リズムをつけて覚えやすくすることができます。
以前、暗記が苦手という学生さんに「理科の消化」を覚えてみよう!と、「やってみようタイム」を設け、「アミラーゼ♪アミラーゼ♪デンプンを分解~♪」と呪文風に言葉を唱えて、大きく身体を使いリズムをとって記憶したことがあります。この時、魔法使いの仕草を取り入れ、「ペプシ~ン♪ペプシ~ン♪たんぱく質を分解~♪」とも唱えました。周囲も大いに盛り上がり、楽しみながら覚えることができました。
このように、楽しく工夫をすることで、学びが楽しいものとなり、記憶に定着しやすくなります。
まとめ
記憶の基本は繰り返しアウトプットすることです。どうしても覚えられない時は、「リズム」「動作」「イメージ」「感情」の組み合わせを使い、楽しく覚えてみてはいかがでしょうか。