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ジンジニアというキャリア戦略を考える

こんにちは。厳密には“元”ジンジニアのAngela(@posi0202)です。普段はコーポレート広報を担当しています。

この記事はジンジニアアドベントカレンダー Advent Calendar 2024の7日目の記事です。前回の6日目は、takakazu(@tkkz1009)さんの「EM vs DevHR:埋もれるHRの価値、そして突破口」でした!

人事領域に関わる皆さんは、日々本当に勉強されていることに尊敬です。

ちょうどまだ空きがあるジンジニアのAdventarを見て、ふとキャリアについて振り返ろうと思ったのでnoteを書きます。結論「アンラーニング」って大事だなって話です。

成果をあげる者は、新しい活動を始める前に必ず古い活動を捨てる

これは、ピーター・ドラッカーの言葉です。アンラーニングを象徴するような言葉ですが、言うは易しな言葉だということを年々実感しています。

皆さんは新卒で入った会社でどんなお仕事をされていたでしょうか。

私は「総合職」です。当時、社内の3分の2程度を占めてい営業職に就いた私。営業という、今思えばめちゃくちゃ難易度高い仕事をしていた割に、総合職という言葉の専門性が薄そうな印象に囚われ「何者かになりたい」という気持ちが強まっていくのを感じていました。(安直ですけど、新卒1年目の頃、マーケティング職憧れがち)

その後、エンジニア向けのWebサービスの事業企画を担当したり、人事をしたりと職種を経てきたことで、色々な掛け合わせで「ジンジニア」の仲間に入れてもらうことができていますが、最初から戦略的にこんな道を歩んできたわけではありません。

もちろん自分の希望とは異なる異動もありましたし、「結果的に」色々やってきてよかったとは思いますが、ここまで職種が変わるのは、今時珍しいかもしれません。ちなみに私は2社でしか働いたことがないので、社内異動をなん度も経験していることになります。

学習は現場で行われる

ロミンガーの法則というものがあります。

米国の人事コンサルタント会社であるロミンガー社は、経営幹部などリーダーシップを発揮するために有効であった要素の調査・分析を行いました。その結果、7割が業務経験、2割が薫陶、1割は研修であることが判明し、これをロミンガーの法則と名付けたのです。

ロミンガーの法則とは?「70:20:10」の法則の内容を徹底解説

この「業務経験」の中で、どれだけ幅広く学びを吸収し、行動に移すかが重要だと思うのですが、この7割を占める「業務」の現場において、「異動」という概念がある日本は、「アンラーニングのチャンスが多い」とも捉えられるのではないかと思います。

以前は「終身雇用だから会社をなんでも知っている人がいるのは会社にとって都合がいい」というような言われ方をしていましたが、個人のキャリア戦略にとっても、強みになることが多いと思うのです。

古い知識を適度に捨てないと新しいものは入ってこない

ジンジニアの皆さん初め、社会人になっても「学ぶ」ことをやめない人は私の周りには多くいます。ただ、学ぶこと自体に抵抗はなくとも、過去学んだ知見ややり方を使い続けてしまいがちです。過去に固執することを「一旦停止」して、まっさらな気持ちで新しいことに取り組むことに対しては、誰しも一瞬身構えてしまうのではないでしょうか。個人的にはこの「変化に身構える」レベルが年々強くなってきている感覚を持っています。

ジンジニアという仕事をしている人たちは、変化を拒まずに、最低でも2つの職種強みを掛け合わせて活躍している人たちです。

最近は新卒採用時から職種を限定して入社するケースが「良い事例」として増えてきています。さらに最近は各職種もどんどん細分化されて、名前もついて、専門性が高くなってきています。何かに特化することで成長することはもちろんあると思いますが、「広くなんでもやってきました!」だからこその強みも大切にしてほしいなというのが個人的な思いです。

個人的に大事にしてるのが、元リクルートで杉並区立和田中の校長をされて有名になられた藤原和博さんが言っていた「キャリアの大三角形」の話です。

キャリアでどれだけ離れたところに3歩目を踏み出せるかで希少性の面積が変わるというお話しです。

このnoteに特にオチはないのですが、とにかく言いたいのは「予定外のことにチャレンジしてみる」「環境が変わることを受け入れる」ってのも学びの一つの道なのでは?と思った次第です。

2025年は大三角形の面積を広げるためにも…ボクシングでも始めようかな(??)

アンラーニングの参考書籍


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