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「虹」第3楽章

このアレンジについて

原曲

東方虹龍洞から
「駒草咲くパーペチュアルスノー」「スモーキングドラゴン」
(バンデットリィテクノロジー、大吉キトゥン)

聴きどころ

澄み渡った高原の雲のメロディから始まり、それが少しずつ変化して煙のテーマへと変わっていきます。
中盤では、煙が充満するように先ほどのテーマで埋め尽くされていき、ボス曲メドレーになります。

また「煙」にちなんだロックの名曲も引用しています。

ざっくり解説

開放感溢れる、澄み渡った高原を流れていく雲が、いつの間にか煙を纏った駒草大夫に。
そして煙に惑わされて、煙が淀んで不健康な感のある賭場へ迷い込んでしまい、妖怪たちの喧騒に巻き込まれてしまいます。

3〜1のそれぞれのボスのテーマが終わり、1、2、3の合図で駒草大夫が本気を出して(笑)煙の濃度が限界まで達したところで、外の高原への出口を見つけます。

ただし出た場所は元の場所とは少し違うところ(キー)。ですが、今度は煙の誘惑に負けずにまっすぐ進んでいき、最後は清澄な場所に落ち着き、雲に優しく包まれるようにして曲が終わります。

深入り解説(加筆中)

(楽理が分かる人向け。読み飛ばしても大丈夫です)

ソナタ形式の各部

提示部:イントロ(0:00)「駒草咲くパーペチュアルスノー」
「駒草咲く~」はやはりなんと言っても原曲の、特に冒頭のメロディがすごく美しく開放感があるので、アレンジしない方が美しいな~と思っていたのですが、ちょっとした閃きを得て、この形になりました。

ピアノが6度音程を繰り返しながら、ゆっくり舞い降りるように始まりますが、ヴァイオリン、チェロも6度音形

このイントロの形は、サンサーンスのピアノ四重奏から着想を得ていいます。

温泉に行った時に、遠近・大小さまざまな湯煙が動いているのを見て、思いつきました。

この6度音形が提示部・再現部では、悠然とたゆたう「雲」になり、展開部では一転して少し不健康そうなタバコの「煙」に姿を変えます。

提示部:第一主題(0:00)「駒草咲くパーペチュアルスノー」
ほぼ原曲っぽい感じで進んでいきます。

提示部:第二主題(0:00)「駒草咲くパーペチュアルスノー」
駒草大夫が現れるところで少し暗めになっていますが、ここも原曲通りです。

ここでの6度音形は煙の主題でもあります。

穏やかな雰囲気を印象づけるために提示部を反復しています。そしてその穏やかな雰囲気を展開部で劇的にひっくり返します。

展開部:(0:00)「駒草咲くパーペチュアルスノー」
転調して

1楽章(1面)では紅美鈴(3面ボス)、2楽章(2面)では河城にとり(これまた3面ボス)が召喚されたので、3楽章(3面)には1、2楽章のボス曲を展開部に引き込むというアイディアを思いつき、この煙の主題でうまく繋がるようにしました。

1、2、3の合図で再び山如様が登場
煙(主題)で前が見えなくなるほどになったところで、外(高原)へ出て清々しい空気に触れるように再現部になります。

再現部

しかし、高原に戻ってきましたがさっきどは別の場所(調)で、
今度は道を誤らずに通ってきて、元の調に戻ります

構造


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