ポートレート撮影の基本とモデルの自然な笑顔の引き出し方3選
おつかれさまです。DAIGOです。
久しぶりの投稿で何を皆さんに届けるか
書きながら考えてます!
今日はとにかくポートレート撮影について
皆さんにレクチャーしたいと思います。
ポートレート撮影というのはそもそも人物写真のことで、友人や家族を撮影したい方にうってつけです。人物写真で重要なことを今回は記述します。
ポートレート撮影の基本と自然な笑顔の引き出し方
ポートレート撮影は、カメラを通して被写体の魅力や個性を引き出す魅力的なジャンルだ。
初心者の方にとっては少しハードルが高く感じるかもしれないけど、基本のカメラ設定とモデルとのコミュニケーションのコツを押さえれば、自然な笑顔と共に素敵なポートレート写真を撮ることができる。
今回はその基本についてご紹介したい。
1. 基本のカメラ設定
ポートレート撮影で重要なのは、被写体を際立たせつつ背景を少しぼかして、被写体の存在感を引き立てることだ。そのために適した設定を見ていきたいとおもう。
絞り値 (f値) の設定
ポートレート撮影では、背景をぼかして被写体にフォーカスするため、絞り値はf2.8~f5.6程度が適している。絞り値を低くするほど背景がぼけ、被写体が際立つ。
より背景をぼかしたいのなら、2.8に。背景をぼかさずに撮りたい場合は5.6~11程度がいいと思う。
シャッタースピード
自然光で撮影する場合、シャッタースピードは1/125秒以上に設定して、被写体の微妙な動きもブレにくくするのが理想。屋外での撮影なら、1/250秒以上が目安になる。それと、やはり子供の撮影なら1/300あたりがいいと思う。
ただし屋外の場合特に快晴の日は太陽の光源が強い場合があるので、シャッタースピードを1/2000とか場合によっては1/4000まで早くしなければならない場合がある。もしくはレンズフィルターを付ける必要がある。
ISO感度
光量が十分であればISOは100~400程度の設定でいいと思う。暗めの場所での撮影では、感度を800程度まで上げて、ノイズを抑えつつ明るさを確保したい。
ただし、夜の撮影などでどうしてもISOを1000以上上げる必要がある。6000以上になるとノイズが際立ってしまうので、ある程度は押さえておきたい。
SNSのインフルエンサーで10000以上でも大丈夫という人を時々見かける。確かに後でライトルームなどでノイズ除去をしたらいいような気はするが、やはり写真自体がものすごくおかしな感じになるのは否めない。どんなに上げても5000以内だと個人的には感じる。
2. 自然な笑顔の引き出し方
被写体が自然な表情を見せるためには、撮影者との信頼関係が大切だ。撮影の始めに「緊張しないでください」と声をかけても、モデルが意識してしまうと逆効果になることも当然ある。
そこで、リラックスしやすい場づくりや会話がポイントになってくる。
ちょっとした会話から始める
撮影の前や撮影中、モデルと会話を交わし、和やかな雰囲気を作りたい。自分の場合はモデルに最初注意事項を説明するために、コロナ前までは、ラウンジや喫茶店で話をしていた。
たとえば「今日はどこから来ましたか?」「最近ハマっていることはありますか?」といった軽い話題で自然にリラックスしてもらうことが重要だ。撮影会などで直接的に会話する場合でも有効となる。肖像権の問題があるのでモデルにはしっかり断っておくようにしたい。
具体的な動きをお願いする/モデルへの信頼関係を築くためには
モデルに「大きく笑って」などの指示をすると緊張が強まることがある。無理やり笑いを誘ってもおぼつかない。
代わりに、「少しだけ肩をリラックスさせてみましょう」「さりげなく空を見上げてみてください」など、具体的で自然な動きをお願いすると、硬さが和らいで自然な笑顔につながりやすい。
もしくはストーリーを描くことも必要だ。海辺で撮影する場合は「むこうの方に(モデルの)彼氏がいる。彼氏が向こうから手を振っている」など具体的ストーリーを書き込む。つまり脚本をあらかじめ作っておくことも必要だ。あとは、雰囲気作りも大事になる。常に笑った感じではなく、凛々しい強さの表情を作ることも必要だ。
姿勢の指導は非常に重要だ。例えば、肩を広げて背筋をまっすぐにするように促す。
「肩をリラックスさせて少し後ろに引く」「胸を張って、地に足をつけた感覚を持って」など、安定感と自信を感じさせる姿勢を具体的に指示したい。自分が最も強く、頼られている場面を想像してみてください」「今、あなたは大勢の人に見られていて、どっしりと構えている、そんな瞬間を感じて」といった情景を想像させることで、内面的な強さが自然に表情に現れやすくなる。
モデルが「力強い表情」に集中できるように、「堂々とした感じ」「揺るぎない自分を見せて」「自信に満ちた目でカメラを見て」など、具体的な強さのイメージを感じさせるキーワードを選ぶ。初めてのポーズや表情は緊張が伴うため、何度か練習させてリラックスさせる。「このポーズや表情で落ち着くまで何度か撮影してみよう」と伝えると、緊張が和らぎ、自分の強さを表現しやすくなる。
ここまで話してきたが、最初の出会いでいきなり、どんどんポーズをかけさせしすぎるとモデルが疲れてしまったり、信頼関係に疑念が生じてしまうこともあるので、とにかくナチュラルにリラックスした感覚を常にカメラマンは持ち、モデルに不快感を与えないことがポイントになる。
共感を伝える
「すごく素敵な表情ですね」「今の雰囲気がとてもいいです」といった共感の言葉をかけることで、モデルの自信が高まり、リラックスさせやすくなる。このポイントも熟知し撮影に臨みたい。
3. 構図の工夫でさらに魅力アップ
構図も被写体をより魅力的に見せるために重要な要素だ。ポートレートでは以下の構図が効果的となる。
3分割法で被写体を配置する
写真を縦横3分割にした線の交点に顔や目を置く「3分割法」は、バランスが良く、見ている人に安定感を与える。
背景にもこだわる
背景がシンプルで、被写体が引き立つような場所を選びましょう。外で撮影する場合は、草原や空など、被写体と対照的な色合いや明るさのある背景がオススメ。
今までののことをしっかり自分自身にレクチャーしながら考えていきたい。