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伴走を通じて、私も少し賢くなったかな

2022年11月8日、皆既月食が起こりました。月食中に月が天王星を隠す天王星食も起こる(月食中の惑星食)という、非常に珍しい現象だったそうです。当日はお天気がよく、丸々としたお月様が次第に赤黒く欠けていくようすが観測でき、実に神秘的でした。

これまで40数年生きてきて、月食や日食を観測したことはもちろんあるけれど、それがどういう仕組みなのかは、恥ずかしながらよく知りませんでした。でも今回は、隣で小6長女が解説してくれて、なるほど、ようやく理解できました。

そういえば、塾に通い始めて間もなかった小4の頃、太陽と地球の関係、自転、公転などがよく理解できていなかった長女のために、家中の電球やボールを持ってきてくるくる回しながら説明したっけ。あれから2年経ち、長女の知識量はめきめき上がり、私が知らないこともたくさん教えてくれます。

先日参加したとある中学校の入試傾向説明会で、こんな問題が出ました。

問い
「盗人を見て〇〇を綯う」の空欄に入る言葉を答えたうえで、これと反対の意味となることわざを答えなさい。


私、〇〇(空欄)に入る言葉が分からなかったので、当然、対義語もわからなかったのですが、隣で長女は「答えは『縄』だよね。反対の意味なら、『転ばぬ先の杖』とかかな」などと答えていて、心の中で拍手喝采しました。

暗記させたり計算させたりする勉強は、これからの時代には不要だ、という意見もあります。「アメリカの試験ではiPad持ち込み可」といった事例を挙げて、日本の中学受験のための勉強を疑問視する人もいると思います。でも、思考のベースとなるのは知識だとも思うのです。

長女の受験勉強に伴走したおかげで、私も初めて学ぶことがたくさんありました。いくつになっても、インプットは楽しい。それを改めて感じられたことが大きかった。皆既月食を楽しめたのも、長女のおかげだな。ありがとう。

姉妹の子育て、特に長女の中学受験の伴走記録です。 いただいたサポートは、勉強をがんばる娘へのご褒美に使わせていただきます!