見出し画像

ポートフォリオのターゲットを明確にイメージする!

こんにちは!

前回ポートフォリオには明確な目的があると書きましたが、その続きとしてターゲットの明確化の話をしたいと思います。

ポートフォリオは誰に見せるもの?

「ポートフォリオは誰に向けて作るものなのか」

この意識を持っている人は実はあまり多くありません。自分が作ったものをまとめておけば誰かが勝手に評価してくれると思っている人が多いように感じています。

これは仕方ないのかもしれません。小学校、中学校、高校と一方的に先生から授業を受け、範囲が決まった中でテストをし、提出したものは好意的に評価してもらえました。これが専門学校や大学に入った途端自主的に思考、行動することを求められるようになります。

そんな中でもデザイナーを目指す方はイラストを描いたり、ものづくりに参加したりと自主的に行動することが多いと思いますが、それでも見る人を意識して作られているポートフォリオは少数だと感じます。

ターゲットを明確にイメージしてみる

ポートフォリオを作っている人も、作り終えた人も、これから作る人も是非、自分のポートフォリオをだれかが見て評価しているシーンをイメージしてみてほしいのです。頭の中に思い描いてみてください。

提出した自分のポートフォリオを見ている人がどんな人なのか、詳細にイメージすることはできましたでしょうか?

なかなか難しいですよね。それでは、イメージできなかった人にサポートをしていきたいと思います。明確にイメージできた人もよりそれを強固なものにするためにお付き合いください。

選考する人って誰?

さて、それではブレークダウンしていきましょう!

就職に使うポートフォリオを見る人はだれでしょうか。

皆さんが作っているポートフォリオが完成したら、志望する企業や組織に送って選考のフローに乗っていきます。

書類の不備や内容の確認のために採用や人事のスタッフが書類を確認することはありますが、基本的にポートフォリオを見て選考するのは、実際に現場で働いているデザイナーやアートディレクターです。

こういった現場で活躍している現役デザイナーたちの目に止まらないことには面接に進むことは難しいでしょう。

ということで、考えてみれば簡単、みなさんが作るポートフォリオのターゲットは志望している企業で働いている現場のデザイナーなのです。

イメージできる?

選考するのが現場の現役デザイナーということまでは分析できました。少なくとも漠然とポートフォリオをまとめていたときよりは、明確にイメージすることはできましたのではないでしょうか?

ですがこれだけだと想像の範囲を出ません。特に新卒の方は会社で働いた経験がないと思いますので、イメージするのは難しいですよね。

更にイメージを強固にするためには、ちょっと行動を伴います。できるものとできないものがあるかもしれませんが、就職活動を乗り切るには有効な手段なので、ぜひ検討してもらいたいです。それは、

・会社説明会や就職イベントに参加し現場の人と会う

・インタビューなど現場のデザイナーが話している記事を読む

・業界の人にポートフォリオの講評をしてもらう

・ポートフォリオパートナーに相談する(準備中です!)

です。

現場のデザイナーの考え方、組織のあり方は、それぞれです。

志望している会社や業界によって選考基準は変わります。行きたい組織の考え方がどういったものなのか知ることでターゲットを明確化する一助になります。

また、現場のデザイナーは、その組織の選考を通った人でもあります。自分が突破したいハードルを超えた人なのでその人がどんな人なのかじっくり観察しましょう!

可能ならばポートフォリオの講評をしてもらいましょう。感想をもらうだけではなく、どういうところが優れていて、どういうところが足りないのか、正確な情報を知ることができます。

常にターゲットを意識する

ここまでできたら、ポートフォリオ制作に当たる際は常にターゲットを意識しましょう。

志望している組織の現場のデザイナーが望むことは何なのか、どうしたら喜んでもらえるか、一緒に働きたいと思ってくれるか、そういう視点でポートフォリオをまとめていくことで、ポートフォリオのクオリティは自然と上がっていきます。

この意識を持つだけで、ポートフォリオとの向き合い方の姿勢が変わってくると思います。

ぜひ実践してみてください。


いいなと思ったら応援しよう!